「情報はフリーになりたがっている」。羽ばたかせることに力を貸してみよう

Posted on 2014年3月18日. Filed under: 未分類 | タグ: |

FlickrにCreative Commonsライセンス(ぼくの場合は”By=表示”)で公開している写真について、「使っていいですか?」というメッセージをよくもらう(ほとんどが英語圏のメディアから)。
そのほぼ全てに「いいですよ。CC-Byなので次回からは許諾も不要です」と返している。

こないだ、富士山に登ったときの写真についてそういうメッセージをもらい、それはカナダに本拠を置く大手ホテルチェーン(のエージェンシー)からで、「宿泊客向けのマガジンに写真を使いたいがいいか」というものだった。

ちなみにその富士山の写真というのはこれ。2011年、ソロで吉田口登山道一合目から登ったときのもの(そのときのブログ記事「吉田口登山道を麓から歩いて富士山に登る」)。

下山, 一合目から富士山に登る Climbing Mt.fuji, from the starting point of Yoshidaguchi Climb Trail

いいですよ、と返すとしばらくして(っていうか今朝だけど)2.3MBあるWordフォーマットの契約書を送ってきた。

英語で、”…hereby acknowledged”のように堅い表現で長々と書いてある。
面倒なので反射的に返事を放置しようと思ったが、ふとCreative Commons…的なものの意味について考えてみた。これらのオープンなライセンスの下に置かれた“モノ”は何のためにあるのか? 自分も沢山その恩恵に浴してきたのではないか? そして何より、「情報は自由になりたがっている」のではないか? と何年も前に読んで感銘を受けたmojixさんの主張を思い出した。

…ので、がんばって契約書を読み込んでみよう。コンテンツは自由にさせてみよう。羽ばたかせることに力を貸してやろう。ざっと見したところ、契約書の内容はnon-exclusiveな権利を与える、というもののようだし。

…と気を取り直した朝8時53分。
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「STOP無印良品キャンペーン」でぼくが見つけた5(+1)つの果実

Posted on 2010年12月23日. Filed under: 未分類 | タグ: , , , , , , , , |

STOP!! 無印良品 in 東京」報告集会に参加した後、考えたことのまとめ。
会の様子はこちらをどうぞ。

「無印のイスラエル出店反対キャンペーンは無印に反対したのでなく守ったのではないか」とか
https://nakanohajime.wordpress.com/2010/12/19/stopmuj/

(この原稿は上記のレポートを書いた直後に粗方できていたけど、バタバタしていて見直すことができず、時間が空いた割にはあまり推敲せずに出しちゃうものです)

企業に「ちゃんとしてほしい」と働きかけることの可能性

「STOP無印」運動は、ターゲットとする企業に激しく敵対することなく進められた。
無印良品というブランドには運動の中核にいた人びとすら認める魅力があり、それが運動のデザインや広がり方にも影響した面がある。問題を知って広めた人たちも、「イスラエル出店」という発表への怒りだけでなく、多くはファンであるがゆえの「残念さ」や「悲しみ」を抱いていたから言葉も厳しいものにはなりえなかった。これは株式会社良品計画という企業にとっては冥利に尽きる話じゃないだろうか。

企業は商品やサービスを提供し、利用者はお金を払うというサイクルで成り立つこの社会では、多くの人は企業を一方的に断罪するような立場には立てない。企業に対して「好きだけど、もっとちゃんとしてほしい」といった思いを抱く場合もしばしばある。こういうアンビバレントな関係を理解し織り込んだうえで運動を進めることが、広くアピールするためには必要なのではないかと思った。

ついでに。企業に対する行動となると、「企業というのは邪悪な金儲けマシーンであって、倫理的行動など期待すべくもない」、ついでに「だから企業はやっつけるしかない」といった嫌儲や陰謀説をベースにしたような企業観を口にする人が一定数現われる。が、企業の「良識」を問うた今回のような運動は、企業に対する不信感しかなければ違ったアプローチになっただろうし、またその場合は今回のような結果も得られなかったのではないかと思う。
(さらに…)

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TwitterやFacebookからガチなアクティビズムは生まれない? (マルコム・グラッドウェルのコラムから)

Posted on 2010年10月5日. Filed under: 未分類 | タグ: , , , |

Facebookが最近日本でティッピングポイントを超えたってことだけど、「ティッピング・ポイント」の著者マルコム・グラッドウェルがFacebookやTwitterは社会変革を促進しないと(“The New Yorker”誌に)書き、話題になっているんだって。

Tipping Point Author Malcolm Gladwell Says Facebook, Twitter Won’t Lead to Social Change
http://www.readwriteweb.com/archives/tipping_point_author_malcolm_gladwell_says_facebook_twitter_cant_change_world.php

グラッドウェルの元のコラムはこれ。

Twitter, Facebook, and social activism : The New Yorker
http://www.newyorker.com/reporting/2010/10/04/101004fa_fact_gladwell?currentPage=all

ぼくが昨日考えていく! と宣言した(「「ウェブとアクティビズム」について考えていく宣言」)ばかりのウェブとアクティビズムのことが書いてあるので、興味を持って読んでみた。

以下、メモ。

  • ソーシャルネットワークの弱い紐帯から、ハイリスクなアクティビズムが生まれることは滅多にないのだ
  • 市民権運動は強い連帯の中で進められた。それはときに危険や暴力を伴うものだった
  • 現在のソーシャルネットワーク上での“いわゆるアクティビズム”は、リスキーでもないしインパクトも薄い。Facebookの「ダルフールを救え(Save Darfur)」ページには128万人ものメンバーがいるが、1人あたり平均9セントしか寄付していない。他のチャリティでも35セント、15セントなどだ
  • “Facebook activism”は、リアルな献身をしようと人々を動機づけるのではなく、あまり本気で献身したくないときに選ぶような行動を取るように仕向けている
  • イランの選挙のとき盛り上がった“Twitterレボリューション”は? あれはリアルなアクティビズムというよりは、西欧のジャーナリストが英語で書かれた#iranelection(ハッシュタグ)付きのTweetを読み、騒いでいただけのものだ

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「ウェブとアクティビズム」について考えていく宣言

Posted on 2010年10月4日. Filed under: 未分類 | タグ: , |

(これはほぼ完全に自分のために吐き出しておくもの。)

http://nakano.tumblr.com/post/1241042825

ルイ・ヴィトンの抗議は筋として正しい。ただ美術家にとっては、抗議によって作品の狙いが達成された面もあるのでは

今日、ニュース記事のこんな一文に胸がざわついてしまった。
アート・表現×アクティヴィズムという文脈で考えてみると、なかなか痛快だと思うからだ。

ぼくはウェブ屋だが、自分のスキルでお金を稼ぐだけでなく、自分にとって気がかりな「公」や「社会」の問題に自分のスキルをもって献身したいという思いをある時期から強く持っている。

自分では真剣だ。ふざけていない。
しかし数日前、提供したいと思って磨いてきたその中身については、「侮っていたんじゃないか」と気づいた。顧客企業への提案のために競合・参考企業を多数見た後で、ノンプロフィット界隈のウェブを見たとき、その気づきはやってきた。こういうものだ。

  • NGO/NPOやコーズ系プロジェクトのサイトは、自分が仕事で扱う企業・商用サイトよりは「遅れている」ので、そのノウハウを(先進国の技術を後進国に輸出するように)卸していけばいいだろう、と今まで考えていた。NPOの人などに相談され、そういう視点でのアドバイスをしたことも沢山ある
  • それは限定的に正しい。ノンプロフィットのサイトに、企業サイトのノウハウを適用できる面も確かに多いから
  • しかし、ウェブ×公・社会の問題ウェブ×アクティビズムという文脈で考えてみたとき、質が違う、もっと深いノウハウみたいなものがあるはず。それは先例を凝視すれば見えるだろう。さらに、新たに開発も可能であるはずだ

要は「ウェブ×アクティビズムの可能性をナメんな」ってことだ。自分に言ってるんだけど。

ぼくは今年、

先住民族とアート・アクティヴィズム│PARC NPO法人アジア太平洋資料センター
http://www.parc-jp.org/freeschool/2010/kouza/kouza_10.html

って講座に通っている(メモの例がこれ)。各国の先住民族の現況がオベンキョできたら…ぐらいの動機だったんだけど、(関係者には失礼ながら)「アートでさえアクティビズムの武器になる」、いや「アートだからこそできる戦い方がある」ってことに驚いた。直接的にはこの体験が、じわじわと自分の「ウェブというツール」の捉え方に変容を迫ったんだと思う。

ってわけで、ぼくはこれから「ウェブ×アクティビズム」(「アクティビズム」であって、流行りの「ソーシャル・アクション」ではないんだよなー。理由はまた今度)の可能性について(飽きるまで)考えていく。このネタでブログを書くときは「アクティビズム」のタグを付けることにしよう。

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だれもが使えるウェブ:アクセシビリティの現況を誰が知るべきか、どう変えていくのか(についてのメモ)

Posted on 2010年10月2日. Filed under: 未分類 | タグ: , , , , , |

ぼくも運営スタッフとしている「だれもが使えるウェブコンクール」の2年めがいよいよスタート。10月、11月と啓蒙イベントを行い、今年もアクセシビリティに優れたウェブを募り、2011年5月に表彰を行います。

10月のセミナーの告知・申し込みページはこちら。

10月15日(金)「盛り上がるソーシャルメディア、話題の新デバイス アクセシビリティの今とこれから」セミナー
http://daremoga.jp/seminar20101015.html

11月26日(金)のシンポジウムの告知ページはこちら(正式な申し込み開始はもうすぐです)。

第2回だれもが使えるウェブコンクール シンポジウム – OpenCU.com

http://www.opencu.com/events/di-2hui-shi

会社サイトに告知記事を書くにあたって、この取り組みを誰に伝えたいのか? ともう一度考えてみた。2つのターゲットが浮かんだ。それについてちょっと書いておく。

狭義のウェブ屋以外の人にも「だれもが使えるウェブ」の実現について関心を持ってほしい

前のアクセシビリティJISが出たのは2004年。
ウェブの関係者、中でも濃い人たちが啓蒙を進めてきたが、現在大して普及していないという事実がある。顧客が飛びつくSEOのように経済合理性がない点や、「そもそも強制力のないJISではダメなんじゃ?」といった仕組みの話は長いのでここでは措くが、ともかく専門家だけが興味を持つような状況が続けば何も変わっていかないのは明らかだ。

多くの人の日常生活でウェブが不可欠なほどになった今、ウェブの制作者・専門家以外の人もこの問題を知ることはより重要になった。だから、より多くの人に知ってほしい。
(さらに…)

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[Web, UI] スルガ銀行のサイトがなかなか素敵だ

Posted on 2010年9月27日. Filed under: 未分類 | タグ: , , , |

調べ物中にたまたま見かけたスルガ銀行のウェブサイト、トップページを見てUI(ユーザーインタフェース)が熟慮されている匂いがしたのでいろいろチェックしてみた。で、やはり結構素敵だったのでメモをシェア。

スルガ銀行
http://www.surugabank.co.jp/surugabank/

  • トップページ、メイン領域の「トピックス」「口座開設」「店舗ATM」などのドリルダウン型のナビゲーション、スクロールもページ遷移もなしに来訪者の数多くの注文をこの領域で効率的に捌いてる。このナビゲーションの役割の厚さは、ページというよりアプリケーションなみだ(ただし文字はもう少し大きくてもいいのでは? と思う)。
  • ヘッダーにある「カラー変更」ボタン、これ自体は目新しくないけど、切り替え後がちゃんと美しいのはいいことだと思う。
  • 「個人のお客様」「法人のお客様」配下のページでは、グローバルナビゲーション下に「ログオン」というボタンが出る。これをクリックするとオンラインバンキングのためのメニューが展開する。
    【例】資金運用商品|スルガ銀行
    http://www.surugabank.co.jp/surugabank/houjin/service/unyou/
  • 下層ページでは、コンテンツの最下部と、サイドカラムのメニューの終端に「前ページに戻る」というボタンがある。前者の場合、コンテンツを読み終わったら前のページへ、後者の場合、迷ったらここ押して直前のページへ戻ってね、というサポートができるのだろう。これいいなぁ。
    【例】店舗統合・移転のご案内|スルガ銀行
    http://www.surugabank.co.jp/surugabank/kojin/tenpo/tougou_iten.html
  • 「IA(情報設計)をちゃんとやってるな」と思うサイトでは、大抵検索機能も練られているいるケースが多い。試しにサイト内検索機能を使ってみると、キーワード入力ではインクリメンタルな検索語候補の表示、そして検索結果では、ヒットしたページのサムネイル付き(PDFも!)だ。
    スルガ銀行株式会社 | Search Result
    http://search.surugabank.co.jp/bizasp/index.php?corpId=atc070042&sg=1&sgNum=20&q=%E9%8A%80%E8%A1%8C+pdf&p=1&t%5B%5D=1
  • 「IA(情報設計)ちゃんとやってるな」と思うサイトは、サイトマップも一工夫してあることが多い。で、見てみると単にページ一覧ではなく、グランドナビゲーションにほぼ呼応するかたちで「個人のお客様」「法人のお客様」などのモード切り替えができるようになっていた。
    サイトマップ|スルガ銀行
    http://www.surugabank.co.jp/surugabank/common/sitemap/

以上、ざっと20分ぐらい見てのまとめだけど、ここまでちゃんとやってるサイトっていいなぁ。
ちゃんと投資しているスルガ銀行さんと、制作した会社さんを尊敬します。

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[これはすごい] FYI: 脱境界:ユビキタスデザインへの課題

Posted on 2008年12月20日. Filed under: 未分類 | タグ: , , |

2007年のものだが、

アドビデザインセンター – Webデザインとモーショングラフィックのエキスパートによるコラムと記事
脱境界:ユビキタスデザインへの課題
http://www.adobe.com/jp/designcenter/thinktank/noboundaries/

この文章はすごい。

これから先のビジョンと課題を、この着眼点、このカバー範囲、この地に足着きっぷりで語っているのは初めて見た。

狭義のウェブは閉塞するにしても、10年後にはその連続としてこの辺が最先端になるという希望も抱くことができる。

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