「いなぎめぐみの里山」で採ってきた落花生を食べる
ハーモニー・アイ(視覚障害者と共に情報へのアクセスが容易な社会をめざすNPO)の交流会で、「いなぎめぐみの里山」に行ってきたよ。
新宿駅から調布経由で30~40分ほどで稲城駅、駅から歩いて15分ほどで着いてしまうほどの近さの里山。いろんな作物の畑があり、その収穫やジャム作りなどが体験できるらしい。
ぼくたちは総勢18人(約半分は目の不自由な人)で、協力し合って里いも掘りと落花生採りをした後で芋煮パーティー。目の見えない方たちも、山のさわやかな空気や土いじりの感触を楽しんでいた様子だった。
個人的には、なっている落花生を見るのも採るのもその場で茹でて食べるのも初めてで、おいしかったのでお土産に600gも買ってきた。
帰宅後、圧力鍋で7~8分茹でてもらったのが、これ。素朴でおいしい。
Read Full Post | Make a Comment ( 「いなぎめぐみの里山」で採ってきた落花生を食べる はコメントを受け付けていません )「NGO/NPO向けディスカウント」は不公平か? (Jason Friedの”Why non-profit pricing?”感想)
37signalsのJason Friedが、彼らの有名なブログ”Signal vs. Noise“に”Why non-profit pricing? (なぜノンプロフィット=NGO/NPO向け割引をするのか?)“という記事を書いていた。
Why non-profit pricing? – (37signals)
http://37signals.com/svn/posts/2580-why-non-profit-pricing
Jason Friedと彼の会社の37signalsはウェブベースのビジネスの成功者として有名なので、興味深く読んでみた。ウチ(アークウェブ)も「A-Form」(Movable Type用の問い合わせフォーム作成プラグイン)では非営利団体は無料という設定をしているので、その辺も再考してみようかとも思いながら。
「ソフトウェアビジネスをやっていると、ノンプロフィット向けの特別価格はないの? ってよく聞かれる。だから、このトピックについての考えをシェアしておこうと思う」って書き出しで始まるこのブログ記事の趣旨をざっとまとめると──。
- 沢山のノンプロフィット団体からディスカウントしてくれと頼まれる。団体の規模はいろいろで、国際的なチャリティ団体もある。本当に大中小さまざまで、それは企業も同じこと。
- 営利企業とノンプロフィット団体の違いは利益を追求するかどうかだ。ノンプロフィット団体は公益のために働いていると主張する人もいるだろう。しかし営利企業のビジネスが公益に合致しないとはいえない。
- 多くのノンプロフィット団体はボランティアスタッフで支えられているが、そうでない団体も沢山ある。アメリカでは6%の労働者がNGO/NPOで働き、彼らの給料は営利企業で働く人たちと同格だ。
- これらの理由もあり、ノンプロフィット団体であるというだけでフルプライスを払う営利企業より自動的にディスカウント価格を設定すべきだ、ということに納得できないのだ。ノンプロフィットも営利企業も、人を雇い、限られた予算を持ち、事業目標があるなどの点では同じだ。
- 我々にノンプロフィット割引について照会してくる団体の多くは、小さな営利企業の顧客の年間売上より多くの予算を持っている。独立事業主の多くは赤字で、その点では「ノンプロフィット(利益なし)」だ。
こういうことを書いた上で、結局は「値付けの哲学」の問題だと思うけど、最後の方ではこう言っている。
(さらに…)
Hello, PROBONO プロボノフォーラム:Pro Bonoとプロボノ、ウィーン風カツレツとカツカレーの関係
(この記事、草稿のまま残ってたの忘れてた。ので公開)
2009年はNPO「サービスグラント」が晴れて法人化した(このタイミングで、ぼくも理事の1人に加えていただいた)。その年の締めくくりとして、また来年を「プロボノ元年」にするべく企画された「Hello, PROBONO プロボノフォーラム」がこないだ(2009年12月5日)開かれ、大盛況のうちに終わった。
当日ぼくは吉沢君(WebSigからの応援, EWMジャパン)と共にネット中継チームを担当。Ustream中継は任せ、公式アカウントでTwitterにつぶやきまくってました。Ustreamのアーカイブと、Twitter界隈のおしゃべりを含めてまとめたTogetterで、当日の様子をほぼそのまま観ることができます。
Togetter(トゥギャッター) – まとめ「Hello, PROBONO プロボノフォーラム(ラフォーレミュージアム原宿)」
http://togetter.com/li/1473
Hello, PRO BONO ~ 2010年は”プロボノ”元年 (Ustream)
http://www.ustream.tv/recorded/2715299
このイベント、ゲストの知花くららさんのふんわりポジティブな発言や、「ソトコト」編集長小黒さんの斜めからのナイスツッコミのおかげもあって、いわゆるお勉強っぽくなりすぎずに幅が出た。また、ちょっと細かく刻みすぎかも…と心配だったプログラムも、プロボノという新ワードを多面的に紹介することに成功していたと思う。
最後のミニワークショップ、そして参加者の自己申告プロボノ時間の総計の見える化(29,000時間! 時給3,600円とすると1億円相当!)まで含めて、司会の生駒さんの「2010年の日本はひょっとしたらもっと明るいかも? 」って感想どおりの余韻を持って終わった。参加者の皆さんがニコニコと楽しそうに帰っていったのが印象的だった。
参加者の方の感想で、こんなのがあった。
Read Full Post | Make a Comment ( 9 so far )来年のカレンダーをJVCとJIM-NETで買う(ついでに簡単なコーズ)
ここ3年ぐらいやっている“ついでに”コーズ(社会貢献)が、来年のカレンダーを選ぶときに応援したいと思うNPO・NGOなどから買うこと。
今年は、JVC(日本国際ボランティアセンター)とJIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)の卓上カレンダー。一つは会社用、一つは自宅用に。
カレンダーをにらむ時って結構かりかりしていることがあるけど、JVCやピースウィンズ・ジャパン(PWJ)のカレンダーなどは支援先のアジアの子どもたちのかわいい笑顔の写真が多くて、和ませてくれる、という効果があります。
会社名入りのカレンダーじゃちょっと…と自分でカレンダーを買っている人に、おすすめ。
Read Full Post | Make a Comment ( 来年のカレンダーをJVCとJIM-NETで買う(ついでに簡単なコーズ) はコメントを受け付けていません )「まじめなことを不真面目に」や「場外乱闘」が増えたら世の中もっと豊かになる、と思えた平田さんの話(WebSigエコピ勉強会)
(2008年)12月3日のWebSigエコピ勉強会にゲストとしてお招きした「畑がついてるエコアパートをつくろう」の平田裕之さんの話がとてもよかったので、感想をシェア。先週はWebSig系イベントが3つ(エコピ、NewNew、年末会議)もあり、その全部にメインで関わっていたので今ごろになってしまったんですが。
イベントの概略は以前のエントリー、
「畑がついてるエコアパートをつくろう」の平田さんの話が聴けるよ
https://nakanohajime.wordpress.com/2008/11/27/ecoandpeace_ecoapartment/
にあるけど、平田さんは東京都足立区に“エコアパート”という、環境配慮型であり、土間や畑が、ついでにコミュニティまでくっついたオルタナティブな集合住宅を建てる中心になった人です。
前回のエントリーでも、このエコアパートプロジェクトには低炭素社会とか、コミュニティの再生とか、森を守ることとか、自分で作って食べることとか、それらをひっくるめてビジネスに還元するとかいろんな学ぶべき要素が含まれていると書きました(あと、その成功にウェブが重要な役割を果たしているってのもウェブ屋的には要注目ポイント)。
で、実際に勉強会で平田さんのお話を聴いてみて、改めてぼくに響いたポイントをまとめておきます。
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