気仙沼の幸町で少しだけお役に立ってきた話(震災復興ボランティア3回め)

Posted on 2011年5月29日. Filed under: 未分類 | タグ: , , , , , |

土曜日(5月28日)、気仙沼へ3回めの震災復興ボランティアへ。

ちなみに1回め・2回めの記事はここです。

24時ごろつくばを出たバスは、途中何度かサービスエリアに寄りながら福島、宮城へと北上する。
深夜3時すぎにSAで買った「会津のべこの乳」、ほのかな甘みがあっておいしかった。

気仙沼へのボランティアバス Reconstruction volunteer bus to Kesennuma, Miyagi (Japan Quake)

気仙沼市内、沿岸部に入っていく。

気仙沼で震災復興ボランティア Kesennuma, Miyagi pref. Deeply damaged coastal area by the Tsunami of Japan quake

先週、大型クレーンで船を海に戻す作業が始まっているというニュースを見たが、まだまだ。
大きな漁船が鼻を突き合わせるように、そこにある。

気仙沼で震災復興ボランティア Kesennuma, Miyagi pref. Deeply damaged coastal area by the Tsunami of Japan quake

まるで“船の回廊”だ。

気仙沼で震災復興ボランティア Kesennuma, Miyagi pref. Deeply damaged coastal area by the Tsunami of Japan quake

今日ボランティアでお手伝いをする気仙沼市幸町(さいわいちょう)に着く。

気仙沼市幸町(震災復興ボランティア) Kesennuma, Miyagi pref. Deeply damaged coastal area by the Tsunami of Japan quake

現地に着いたのは7時半ごろ、開始まで時間があるので付近を歩いてみた。

まだまだ瓦礫だらけだが、車は器用に積み上げられ、鉄類、木材、畳など種類ごとに山ができているなど、撤去に向けた整理が進んでいるようだ(最初はすべて同じ瓦礫にしか見えなかったが、3回めにしてだんだん見分けられるようになってきた)。

8時を過ぎるとショベルカーが四方で動き出した。数は多くないが自衛隊の人たちも作業をはじめた。瓦礫輸送のトラック、「救援物資」と掲げたトラック、NPOやボランティアと思われる人たちを乗せた4WD車やワゴンなどの往来も激しくなってくる。
一階部分が破壊された事務所や、傾いた商店や、屋根だけの家などが点在する荒れ野のような場所で、おかしな表現ではあるけど、確実に「活気」のようなものを感じる。
虐げられてばかりはいない、道のりはまだまだだが再建のための助走を着実に速めている、と思った。

今日のボランティアの場所は、気仙沼市幸町の「ホテル磯村」さんだ(後の営業のこともあるだろうから名前を出すのはどうかなと思ったが、書いた理由は後述する)。

気仙沼市幸町で震災復興ボランティア Kesennuma, Miyagi pref. Deeply damaged coastal area by the Tsunami of Japan quake

建物の外壁には、2回の窓枠の下半分のあたりに、津波が達した跡が付いていた。ホテルの一階は、ひさしにあたる部分だろうか、鉄骨がねじれ、内部はくりぬかれたように外壁がない。そこに大量に流れ込んだ土砂や瓦礫を出すのが、今日の作業。
このホテルは、この後「二次避難所」に使われることになるんだとか。

十人ほどの、長身の白人男性をリーダーとするグループとの共同作業になった。東京の高級ホテル「シャングリ・ラ東京」のスタッフの方の奉仕作業で、ほぼ毎週来ているらしい(詳細は後述)。

ぼくらのチームは、海に向かって奥の方に固まった“大物”(冷蔵庫、エアコンの室外機、大きな什器など)を出すグループと、比較的小さな瓦礫や土砂を出すグループに分かれた。

ぼくは瓦礫・土砂グループの“リーダー”として働いたが、今までで一番手強い力仕事になった。またこの地域は重油が流れたらしく、油、魚、下水が混じった臭いもなかなかキツかった。

午前中の終わりあたりからとりかかったのが、1回部分の入り口のこの山。

気仙沼市幸町で震災復興ボランティア Kesennuma, Miyagi pref. Deeply damaged coastal area by the Tsunami of Japan quake

油臭く粘っこい泥は重く、さらに鉄、木、布、ビニール、生活用具などが絡み合っていて、なかなかスコップが入らない。そこにツルハシを入れ突き崩していく…んだけど、ぼくの本業(ウェブ制作)ではツルハシのような重い物を振るうことはまずない(笑)ので、10回も振り下ろすと息が上がり、腕も痺れてしまう。
今日の気仙沼は空一面に灰色の雲、小雨が降って肌寒いほどの気温だけど、額や上半身を面白いほど汗が流れた。

別の場所に回っていたチームも加勢してくれてピッチが上がり、15時過ぎにはなんとか元の床、元の地面が見える状態になった。

気仙沼市幸町で震災復興ボランティア Kesennuma, Miyagi pref. Deeply damaged coastal area by the Tsunami of Japan quake

それにしても、今回のこのハードな作業で女性たちもよく働いたこと!20代から40代らしい人まで、1人参加の人が多いけど、彼女らの高いやる気にリスペクト。また今回は、白人のお母さんとその息子たちも参加してがんばっていた。

泥だらけで臭くなったけど、やってよかったぁ。

なお、ぼくらが一緒に作業させていただいたシャングリ・ラ東京は、「Wish For Japan」というサイトでさまざまな復興支援の模様をレポートしている。

シャングリ・ラ 東京、震災復興支援プログラムスタート
http://media.yucasee.jp/posts/index/7417

Wish For Japan
http://wishforjapan.jp/

実は今日作業したホテルの名前は、後で営業の妨げになるかもと思って出すつもりはなかったが、ホテル磯村さん自身がウェブサイトで日々つぶさに復興の様子を報告されているのを見て書くことにした。

<ふかひれと鮑の宴>網元直営 陸中海岸気仙沼 和風ホテル磯村
http://www.hotel-isomura.com/hotel/

楽天トラベルを見たら、顧客満足度がとても高いホテルだとわかった。

楽天トラベルの 和風ホテル磯村 のクチコミ(感想・情報)
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/9462/review.html

質の高いサービスを提供し、きちんとウェブサイトを運営し、多くの宿泊客を喜ばせてきたホテルだ。その基盤が震災と津波で壊されてしまったことを後から改めて思い、胸が詰まった。でも、再起のためのお手伝いを、ほんの少しだけどできた。

また来週、気仙沼に行きます。

コメント / トラックバック8件 to “気仙沼の幸町で少しだけお役に立ってきた話(震災復興ボランティア3回め)”

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こんにちは。
実は、偶然辿り着いたこちらのブログでつくば発のボランティアバスがあることを知り、昨日参加させていただきました。
バスで通路を挟んだ窓際に座っていたものです!

昨日はお疲れさまでした。
泥だしでもなんでもやるんだ!と意気込んできたものの自分の無力さを痛感…
あの泥山がなくなった瞬間の達成感はなんともいえない感覚でした。
行ってよかった、また絶対こなくちゃと思いました。
今週末も頑張ってくださいね!
私も時間を作ってまた参加したいと思います。
長々と失礼しました〜。

おー、コメントありがとうございます。

そうですね。あの泥の山をやっつけたときは、終わったー! 役だったー! って充実感がありましたね。

来週も、また気仙沼のどこかでがんばってきます。
こじさんもまたぜひ!

先週参加しました~今週はエライ重労働でしたね。
お疲れさまでした
先週は先週で達成感があるのかないのか…
でも先日朝日新聞に同じ場所のことが記事になってまして
「あまりの悪臭に皆30分で帰ってしまう」とコメントが載ってました
(EM剤のことは書いてなかったですが)
どうなったか気になりますが・・・
来週は参加します~よろしくお願いします

@ユメコさん

コメントありがとう。
(ユメコさんは誰かな? わからなくてすいません。次回会ったら声かけてください。)

前回お手伝いした波路上のその後も気になりますねー。

またがんばりましょう!

失礼しました
バスはお隣りの席でした
お会いしたら声おかけしますね

@ユメコさん

あ、一致しました(笑)。
ではまた次回!(^ ^)

[…] ぼくの3回のボランティア体験記(その1・その2・その3)を見てもらえればわかるけど、現地でしっかりボランティアをやるまじめなツアーです。 […]


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