Yahoo!が”Pipes”(β)をスタート:RSS氾濫時代のソーシャルミドルウェア?
Yahoo!が”pipes”というβサービスをスタートしたようです。
Pipes: Rewire the Web (07.02.09 9時現在休止中)
http://pipes.yahoo.com/pipes/
Yahoo Pipes – The Internet is a Series of Them
http://mashable.com/2007/02/07/yahoo-pipes/
Yahoo Launches Pipes, an RSS Remixer
http://www.readwriteweb.com/archives/yahoo_pipes_rss_remixer.php
Ajaxian ≫ Yahoo! Pipes: Ajax Mashup Builder
http://ajaxian.com/archives/yahoo-pipes-ajax-mashup-builder
Read/WriteWeb、Mashable、Ajaxianなどがこぞって取り上げているので、見に行ってみました。…というかサービス自体はトラフィックが殺到したということで今は止まってます(07.02.09 9時現在)。トップページのイメージは、Mashableのここなどに。
“pipe”というのは、RSSをリミックスするところからUNIX Pipes (参考:パイプ (コンピュータ) – Wikipedia)から取ったらしい。
リミックスフィードを作れるサービス自体はこれまでいくつもあったと思いますが、一から(スクラッチで)作ったり、既にあるPipeを元に作ったりする作業をフローチャートのようなビジュアルを操作して行うことができる点がYahoo! pipesの特徴のひとつ。ユーザー間の協働が起きやすいようアバターを置くなど、ソーシャルサービスの側面も強調されている。
もう一つは、強力なフィルタリング機能があるようです。詳しくはRead/WriteWebのこの図参照。
集合知を活かす5つの方法 / Search 2.0の今 / コミュニティチューニング
今日のクリップです。
Five Great Ways to Harness Collective Intelligence
http://web2.wsj2.com/five_great_ways_to_harness_collective_intelligence.htm
個人的にはこの人こそMr. Web 2.0だと思うDion Hinchcliffeによる「集合知を活用する(Harness Collective Intelligence)5つの優れた方法」。
(1)模倣が難しいデータのハブとなれ
(“crowded niches“は避けろ、という指摘は興味深いかも)
(2)すでにある集合知を探せ
(Blogosphereを舞台にしたEdgeioのように?)
(3)大きなネットワーク効果を狙え
(つまりマスをターゲットにしろ、と)
(4)Folksonomyを提供せよ
(ユーザーによる情報の自己組織化を促せ、と)
(5)Reverse Intelligence Filterを作れ
(この呼び方は新鮮。memeorandumのようにブログ間の参照関係をフィルタリングに活かすなどの意味らしい)
Search 2.0 – What’s Next?
http://www.readwriteweb.com/archives/search_20_what_is_next.php
これまたいい記事。Read/WriteWebによる”Search 2.0“トレンドの中間まとめ。
UIの強化(Snap, SearchMash, Live.com)、テクノロジーの強化(hakia, Vivisomo, Yahoo! MINDSET, Ori Alon, Collarity…)、アプローチ面の強化(バーティカルサーチ系)など。
(さらに…)