福島県大熊町:屋敷林を伐採し大熊産いちごのスムージーを味わう(援人 2021年 1210便)

Posted on 2021年12月14日. Filed under: ボランティア |

ボランティアチーム援人、2人のメンバー(最少人数)で福島県大熊町へ。相双ボランティアに参加してお手伝いをしてきた。この日は、東日本大震災から10年9カ月めの月命日だった。

2人は最小形態だ。地面に腹を擦りそうな低空飛行。でも飛んでる。動画で見たあの犬、地面にぶつかったらガッガッガッとかいて障壁を乗り越え進んでいったあの犬のように強い意志を持とう。

あぁ、2人だと道具の積み込みも大変だな。

朝、浪江のローソンで「FUKUSHIMAもっちりっちこっぺ」発見。

震災後は高齢者だけの世帯が多い。避難中に荒れてしまった家が多い。いまだ家に帰れない方も大勢いる。原発災害の被災地での活動に参加していると、そういう状況が見えてくる。

この日「相双ボランティア」に集まったのは総勢10人ぐらいだった。

屋敷林の伐採のお手伝い。屋敷林はものすごく時間がかかり大変なのだが、70代の依頼主が1人でやっているので、見るに見かねて受けた案件だという。

振り返り(KPT法)。

K Iさんを主、中野を従としてリスクを減らしながら進める事ができた。

P 途中トンバッグ詰めに回ったとき、すでに出来の悪いものが複数並んでいた。1人で直すのは重労働なのでそのまま詰め、新たに作る際もややルーズな形になってしまった。すると埼玉の人に「下が潰れてる」と指摘された。この作業を何年も何十回もやり、うまく詰められると自認する自分がこういう事態になるとは…。
周りがどうであれ、いや周りに改善の余地があるときほど、まず一活動者として高稼働するよう努め、そして周りにもサジェストするなど真剣に取り組むこと! わかっていたのに弛んでいた。

P チェーンソー整備が上達しない。お手伝いが間欠的なので覚えたことを忘れる。今日も目立てが問題だったが、意識していくつかのやり方をトライ&エラーし、少し掴めた。暫定結論、基本に忠実なやり方がやはりよく切れ長持ちするようだ。

P チャップスは下半身の前面のみ守ってくれるもの。慣れたり疲れたりするとそれを忘れてしまい、手のそば・足の後ろ側にチェーンソーを持っていったりする。ヒヤリハットが何度かあった。

K 援人メンバー少なかったため、他の人たちと溶け込んで作業することができた。忘年会に誘われた。

チェーンソーの整備・操作メモ。

チェーンがたるんだら、チェン引きボルトを十分に引いてカバーをはめ、バー横のネジをプラスドライバーで奥側にねじこむ。

切るとき、受け口の上側の角度が浅くなってしまいがち。意識して鋭角に入れるようにする。歯の切れ味が悪いと押さえつけるので浅くなってしまいやすいかも。
受け口を正確に切る策。チョークで先に印を付ける。受け口の平行部でなく上の斜線を先に入れることも検討?

個人としてもっと上達したい

お手伝いは、個人宅(跡)での屋敷林(居久根(いぐね)=東北のことばで家周りの防風林のこと)の伐採だった。

チェーンソーを使ったが、いろいろ反省が多かった。
ときどきしか使わないので、伐採の技術が確立しづらいし目立てなど整備の方法も忘れがち。疲れてくるとヒヤリハットも増える。KPT法の振り返りでP(Probrem)が多かったが、裏返せば取り組む課題が多くあるということ。もっと上達するためにがんばりたい。

そのとき誰かがいる状況にしておきたい

被災地支援のため、東北、関東、西日本などで精力的に働き、「はっちゃん」の愛称で親しまれた服部さんが、12月はじめに急逝した。最後に顔を見るため、彼が倒れた熱海に先週末行ってきた。彼は沢山の供花に囲まれ、笑顔でやすんでいた。

人は思いを持ち、それを誰かに伝え、ある状況を生む。そしてその人個人は必ず衰え、死ぬ。それで終わるのだろうか。いや、その人の退場で生まれた穴を、残された人たちがつくろい直せば状況は保たれ続ける。それはその人が「社会的には生き続ける」ということを意味する。

大熊町でのお手伝いを終えて、復興拠点のある大川原に向かう途中で町の様子を見た。まだまだだ。数年前の浪江町、さらにその数年前の南相馬市小高区のように、取り残された家々が並んでいた。

この先、何年先か何十年先かわからないが、避難中の方がついに戻ることになるだろう。そのとき、支援者や団体はどれだけ残っているだろう。もし自分がダメでも、「手を挙げ駆けつける支援者たちがいる状況」をつくっておきたい。
それにつなげていくものとして、被災地に実際に行き、汗を流すことを続けていく。

ほんとうにおいしかったスムージー

お手伝い後、大川原にできた商業施設「おおくまーと」へ行ってみた。

「はるカフェ」さんで、大熊産いちごを使ったというスムージーをいただく。11月末に採れたいちごだという。

淡い甘みが、チェーンソー作業でバキバキになった体をほぐしてくれるよう。また、町にこういう風にくつろげる場所ができことを実感し、おだやかな気持ちも湧き上がってきて、本当においしいスムージーだった。

月命日、帰りの車中で復興支援団体への寄付振り込み完了。

大熊町はまだまだ解体待ちの家も多く草ぼうぼうの場所が多い。見て知ったのだから、傍観せず、機会を捉えてまた行こう。

Make a Comment

感想やアドバイスがあれば、お気軽にどうぞ

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

Liked it here?
Why not try sites on the blogroll...

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。