福島県双葉町:全町避難が続く町で草刈り(ボランティアチーム援人 2021年 0618便)

Posted on 2021年6月23日. Filed under: ボランティア, 東日本大震災, 東京電力福島第一原発事故 | タグ: , |

2021年6月19日土曜日、ボランティアチーム援人は、相双ボランティアの下で福島県双葉町でお手伝いしてきた。ときおり小雨が降るなかで、なかなかハードな草刈りとフレコンバッグ詰めだった。

ぜんぶで4つのお手伝い先があり、午前は援人7人のみで家2軒分ぐらいの敷地の草刈り。午後は双葉駅に面する敷地の草刈りを混成チームでやることになった(ここは2年ほど前にもお手伝いした場所だった)。

深夜、常磐道を経て国道6号線を行く。

帰還困難区域の道路沿いの建物は、ようやく少しずつ解体が進んできた。復興に携わる会社の事務所や新しいホテルの看板に混じって、もう営業していない店の古い看板などもある。それらを夜中に見ると、古い看板も現役のように、つまり生きているように見えるのが不思議な感じがする。

朝、南相馬・原町の相馬太田神社に行ってみた。

双葉町。午前のお手伝い。雨は降ったりやんだり。

作業完了、成果はフレコンバッグ5個分になった。

昼食は「スーパーサイヤ」(南相馬)で買ってきたおにぎりや、「ぽてと」(浪江町)の惣菜などを車中で食べる。 ぽてとのメンチカツはデカい。

午後。きょう集まった全員(約20人)で草刈り。

草刈りはすべて完了、フレコンバッグ詰めは袋の不足でほんの少し残したまま終了となった。

KPTによる振り返り。

T: トンバッグ詰め、ともかく端へ端へと詰め込むこと、シワができたらすぐさまそこへ詰め込むこと。コツはわかっていたが、特に後者は今日のリトライ/失敗例を通じて必ず守るべきルールだと痛感した。

T: 午後、刈払機なく手ノコや刈込鋏で際の部分を切る作業をやったが、進みがとても悪い(歯を損耗しても際も刈払機でやった方が早い)。機械(道具)があればもっと進んだ。ずっと迷っていたが、やはり刈払機を買おう。

K: 午後、残り1時間を切ったところでかなりの草が残っていたので、トンバッグ1袋15分目安で速度アップを図った。適切な判断だったと思う。

P: 個人ボラの何人かの動きが非効率で、また後半のトンバッグ詰めでうまくないやり方をしていたが、助言・連携しなかった。以前もこの反省をした。次回こそ一歩前進したい。

人はあることがらを知らなければ共感や反感を抱くことはなく、意見を持つこともない。
これらのことを知っているかどうかで、人のもつ認識は(その結果、行動も)変わるだろう。

  • 福島県双葉町は、福島第一原発事故による被災自治体の中で、いまも唯一「全町避難」が続いている町だ。
  • 常盤自動車の福島県内の区間の4車線化が、長い工事期間を終えて6月中旬についに完了した。
  • 福島「第ニ」原発の廃炉作業が、立地する富岡町、楢葉町の了承の下ではじまった。
  • 福島第一原発の処理水問題。政権は海洋放出を決定したが、県漁協などと交わした合意プロセスをいきなり飛び越えた判断であり、関係者はとても怒っている。福島県内で賛成している自治体はひとつもない(知事、立地自治体は賛否を表明していない)。
  • 国と帰還困難区域を抱える自治体との間で、5月に除染の方針について何らかの表明をするという合意があったが、国は示さなかった。福島民報はこの問題について長い特集連載を組み、帰還困難区域に家がある人たちの嘆きの声を伝えている。

特に後の2つについては、全国紙を読み東京のニュース番組を観ているかぎり、知ることはほぼないだろう。

双葉町は、浜通りで最も復興が遅れているだろう。町には今も崩れそうな建物、草に呑まれた家が目立つ。帰還困難区域の除染の方針を国が示さないことは、ここを故郷とする人たちを苦しめ続けている。

知った以上は無関心になりたくない。心を痛めてみせるだけの人間でもありたくない。

現地に行き、そこで1日力を尽くせることことは、いつも自分自身の心の救いになっている。

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