宮城県丸森町:30人チームで生活道を直す 山間部に見る“支援の正義”(援人 0221便)

Posted on 2020年3月5日. Filed under: ボランティア | タグ: , , |

ボランティアチーム援人、2020年2月22日(土)と2月23日(日)の2日間(0221便)、台風19号の被災地である宮城県伊具郡丸森町でのお手伝いの記録。社協の連携団体であるOPEN JAPANの下で。

災害ボランティアの現場でメンバー30人のリーダーをやる。これを料理にたとえるなら、目隠しを外されたら30種類のバラバラな食材が目の前に並んでいて、タイトな制限時間内に料理を作れといわれるようなもの。手を止めて考える時間もやり直す時間も、まぁない。

なんとかまとめようと動き出すと、次には伝達の壁がある。伝えることは伝わることではない。伝えることに力を尽くすが、“伝わっているかな?” “相手は何を考えているのか?” といった推し量りやコミュニケーションのやり方修正がある。噛み合ってくる頃には作業時間はだいたい半分を過ぎている。
それでも。目的はプライドを護ることや手近な手段で承認欲求を満たすことではなく、被災された方の悩みを取り除いてあげることだからやるし、できるんだ。

朝、福一満虚空蔵尊の猫塚。ふっくらとした造形で可愛い。

援人号0228便 宮城県丸森町で災害ボランティア

お手伝い先へ向かう。中心部以外はまだまだこんな道路が多数ある。

援人号0228便 宮城県丸森町で災害ボランティア

土曜日、お手伝い先は丸森町耕野。

この日は人力のみ、援人中野がリーダーでOJ参加個人ボラほぼ全員、約30人のチーム。Yさん宅(森下チーム担当)で崩れた土砂を取り、Oさん宅(中野チーム担当)へ軽ダンプ3台で土のう袋や土砂として運び、崩落した生活道12mほどの修復。
午前は工法の検討をしつつ、また作業場が狭いなどでゆっくりペースだった。そこで昼休み中に仕切り直し、複線での土のう積みに。土砂運搬も連絡を密にして2時間でペースをぐんぐん上げた。

援人号0228便 宮城県丸森町で災害ボランティア

15時前、生活道の修復が完了!

援人号0228便 宮城県丸森町で災害ボランティア

振り返り。

ニーズ完了でき、結果としては成功だった。が、失敗もあったかもしれない。Oさん宅現場、昼に仕切り直し、土のうを積むのは援人メンバーを増強、かつ複線進行を決めた。このやり方しかなかったか。人は焦っていると思考の幅が狭まるもの。午前中の早いタイミングで警鐘を発していたら? 早い段階で援人メンバー以外に土のう積みのスキル移転をし、密着サポートしていたら?

K: MさんとZelloで頻繁にやりとり、ザ・現場監督のEさんと話し進めることができたのは今日の勝因だった。
P: 斜面の崩落で傾いてしまった椿、起こしたかった。頼まれなかったが、あのままでは歩きにくいだろう。人手を集中できる機会にやった方がよかったのではないか。

援人外メンバーの動きでロス、ボトルネックあり。声が出ていない人、土のう運びに無駄な工程を加える人、リレーで並びがおかしい人など。注意をためらいがちだが、メンバーの所作はやっぱりマイクロに突っ込んでいくべき。

宿泊は、初めてのOPEN JAPAN青葉ベース。
2月末で閉店となる浦和の「増田屋」のおでん種を買い込み(Good Job!>Yりん)、夕食用に持参した。

「支援の正義」について考えることがある。

災害が起こったとき、多数が集住する町中より、一軒家がポツンポツンとある僻地の方が被害の度合いはずっと深刻になることが多い。

平等を考えれば、町中の家にも山間の家にも同等の支援を投入し、それで終わりとなる。が、それでは僻地の住環境は到底立て直しができない。

「公的支援があるじゃないか」「わざわざ奥地に住まずに町中に引っ越せばいいじゃないか」と判断停止することは簡単だ。

が、実際に被災のさなかにある人を前にそれが言えるのだろうか。

2月23日日曜日、丸森町は朝から雨、山間部は雪。

午前の作業は悪天候で見合わせとなり、OPEN JAPAN萬さんの現地調査に援人号で同行することになった。筆甫(ひっぽ)、羽出庭(はでにわ)などの被災のひどい地域、OJがこれから入る難易度の高いお宅などへ。雪は大粒になり、厳寒。

援人号0228便 宮城県丸森町で災害ボランティア

雪は午後も弱まることなく、残念ながら初めて中止になった。本来は、西日本から来た学生3人を引き連れて土砂撤去のお手伝いをするはずだったのだが。

援人号0228便 宮城県丸森町で災害ボランティア

被災地に腰を据えて支援を続けている人たちは、情報をぼくらより多く持ち、思いも深い。1日だけだが現調に同行し、その姿勢を見ることができたのはよかった。
まだまだ復旧のための手が必要な丸森町へ、来週も援人メンバーと共に足を運びたい。

災害の復旧支援は、自立しはじめた人、まだまだの人の差がつく時期こそ大事だと思うんだ。
だから丸森町の「まるもり屋台や」プロジェクトはとてもいい。外部団体でなく、地元の大槻さんが中心になっているところも含めて。(Facebookページを見ての感想。)

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