台風19号被災 宮城県丸森町:山間のお宅2軒で土砂取り ひたむきな「なすび」さんと共に(援人 0207便)

Posted on 2020年2月10日. Filed under: ボランティア | タグ: , |

ボランティアチーム援人、2020年2月8日(土)と9日(日)の2日間(0207便)、台風19号の被災地である宮城県伊具郡丸森町でのお手伝いの記録。社協の連携団体であるOPEN JAPANの下で。

安全のため服装や装備はきちんと整える。
キツい作業にも前向きにのぞむ。
仲間に声をかけフォローする。
手待ち時間はできることをさがす。

すべての災害ボランティアがこういう姿勢を身に着けていればいいのにな、という人と丸森町で2日間活動した。福島県出身のタレント「なすび」さんだ。

0207便 丸森町災害ボランティアセンターで

2020年2月8日土曜日、丸森町耕野でのお手伝い。現地集合含む12人チームで。
加えて重機の萬さん、福島出身タレントのなすびさんが現地合流。NHKの取材チーム3人もやってきた。

耕野のふれあいセンターからさらに山中へ入ったところにポツンと建つ一軒家。裏山が崩落、さらに家の前の道路も崩れている。眼下にはかつて棚田だった跡が広がる。

道路の崩落

萬さん重機と連携したネコ部隊。反対側ではネコとスコップ連動。2ラインで人を最適化しつつ作業を進める。土砂は砂礫質で、動線はよく、萬さんのネコ盛りは新基準(従来の1.5倍)でハードだが、円滑に進んだ。

開始が少し遅かったが、15時には終わりが見え、追加でやった側溝掘り起こしと山側土砂流出を防ぐ土のう積みも15:30過ぎには終了。

なすびさんは進んでキツい作業に入り、手待ち時間も無駄にしない動き、慣れた所作。ひたむきに働いていた。

家屋裏の土砂出し

昼ごろ避難先からいらっしゃった依頼主に感謝の言葉をいただき、道具を片付ける頃は大粒の雪が舞っていた。寒さに凍える体験だったが、丸森町の山中の景色は美しかった。

丸森町の雪

振り返り、土曜日。
K: 最近のニーズ傾向を見て、長靴に加えて安全長靴を持参。結果として今日の現場に適していた。
K: 人の過不足の調整。重機を挟んで左右の現場をよく見て、判断した。
K: 次タスクの先取り。進捗を見つつ、Mさんなどと話して次の段取りを進めた。結果、側溝泥出し、土のう積みを追加でやっても早く終わったのはよかった。
P: 道具が散乱して使いたいときになかったり、社協の道具を何本持ってきたのか、お宅の道具を使ったのかどうかなどについて多くのメンバーが無自覚なまま動いていた。参加頻度の低いメンバーにその役割は期待できないので、リピーターが責任感を持つようにしたい。
P: Oくんの声出しのなさが気になった。もう少しマイクロに介入すればよかった。

もう少し依頼主とお話をしたかったが、他のメンバーがその役を務めてくれたので任せて、作業の段取りと人の配置の采配に注力した。

日曜の朝。丸森町大内、光明院の猫神様(猫碑)。

光明院の猫神様

2月9日日曜日、丸森町大張でお手伝い。先週からの継続のお宅だ。

援人メンバー10人に加えて総勢17人の混成チーム。

依頼主の強い希望は、土砂に埋まった水路を掘り出し、再び水が流れるようにすること。重機のパワーと人手の細かな作業で試掘していくと、側溝はほとんど損傷なく残っていることがわかった。

皆で協力して泥をかき出し、土のう袋を作って山側の土砂が流れ込まないよう堤をつくる。ただ“がんばろう”では終わらない、細かな段取り、協働が必要なお手伝いだ。

土砂出し ネコで土砂運び

一部メンバーの手が空くタイミングで左手納屋脇の側溝掘りに着手。のち、少数メンバーを引き抜いて土のうづくり隊を編成。全体の作業経過を見て必要土のう数を見積もる。土のうがやや足りない予測だったので、優先工区を決め、両端から堤づくり開始。萬さん重機サポートは続けつつ、家屋土台横の土砂取り。

土のう袋づくり

…といった作業を滞りなく進めるべく、リーダーとして複数の現場を奔走した。一部後工程を無視する動きがあったため休憩時にリセット。歯車が噛み合ってからは円滑に進んだ。途中から全員が一体となった生き物のような動きだったなぁ。
終日自分は極力プレーヤーにならず、人員配置の最適化、サブリーダー任命、品質チェック、そして次のタスク準備に没頭した。活動者個人としてはやや不完全燃焼だが、それが役割だ。

側溝 土のう積み

最後に依頼主Yさんほころんだ顔を見たときは、満足していただけたんだな、と安心できた。

振り返り、日曜日。

お手伝い先は先週からの継続であり、段取りもイメージしていたが、援人以外に当日7人アサインされたためリセット。

今日の現場の難しさ。同時並行5つ。作業量がも違う。メンバー以外に話が伝わりづらい。
作業手順や人の配置を組み立てようと複数の現場を奔走したが、後工程を無視する一部参加者に援人メンバーがひきずられた面があり、最初の休憩時に再度ミーティングをやってリセットした。

P: 冷静になること。軋轢や難局があろうが、それを解消するのは依頼主のためだ。
K: 適材適所。小チームには援人メンバーを混ぜる。力やスキルをよく見て抜擢する。
K, T: Kさんが萬さん重機のネコ受けでの「転回点の標準化」「コンパネ掃除」を援人外メンバーにもしっかり伝えて定着させていったのは、その後の効率+安全向上のため、大きな貢献だったと思う。

追記。

援人メンバー「のみ」であれば、あのようなアジャイルなはじめ方であっても、主だったメンバーが背中に目を持ち=後行程含め「全体がどうなっているか」を想像することができる。そしてフロントの人員がペースを緩める、つまり非言語のコミュニケーションが成り立つことで徐々に最適化を図っていける。が、援人外のメンバーは基本的には「背中に目を持たない」「別の言語を話す」人である(可能性が高い)ことを最初から意識し、今後は必要なタイミングではさらに積極的に介入を図っていきたい。

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