台風19号 宮城県丸森町:二軒のお宅で水回り復旧 「自分でやりますから…」は黄信号(援人 0131便)

Posted on 2020年2月3日. Filed under: ボランティア | タグ: , , |

ボランティアチーム援人、2020年2月1日(土)と2日(日)の2日間(0131便)、台風19号の被災地である宮城県伊具郡丸森町でのお手伝いの記録。社協の連携団体であるOPEN JAPANの下で。

被災地に一度でも「行く」ということは、そこに自分の思いを残すことだ。回数が少なければ、うっすらとであるかもしれないが。

今週半ば、東北南部で大雨が降り、丸森町でも避難勧告が出たことをほぼリアルタイムで知り、気が気じゃなかった。だから金曜の夜、また丸森に行けると確信したときは少し気持ちが高ぶった。今日の朝、OPEN JAPANのミーティングで丸森の女性が「あの雨では、また本当に怖い思いをした」と話すのを聞いたとき、“ほら、だからお手伝いに来てよかった”という思いが湧いた。

深夜の安達太良SAでおやつ。
ぬか茂の「のびーるチーズブッセ」、おいしゅうございました。冷やされてたせいかあんまりのびーなかったけど。

ぬか茂 のびーるチーズブッセ

土曜日のお手伝い先は、丸森町大内。雉子尾川沿いにあるそのお宅は、数十cm床上浸水したという。

持ち主と連絡が取れない隣地に廃バスが物置として置かれていたが、それが大雨の激流で動いて依頼主の家屋に迫り、また側溝を塞いでしまった。

OPEN JAPAN萬さんの重機でバスを撤去するため、まずは内部の泥出し。窓を全部バールで外してそこから投げる。バスの移動、潰し含めて1時間強で終わった。

バス内泥出し

次に側溝掘りと、少し離れた作業小屋の泥かきを並行で進める。

作業小屋泥かき

昼食後、依頼主と共に角田に、U字溝をダンプ2人が買い出しに。小屋泥出しは萬さん重機連携だが、朝日新聞の記者Kさんがずっと張り付いていた。3月に記事になるらしい。

15時過ぎ、小屋の泥出しは完了。U字溝は3割程度。後はこだわりのある依頼主に任せるとのことで、16:20に挨拶し終了となった。

個人的には、今日はジョレン、スコップ、ガルバテミで厚さ20cmの泥と戦った日。そのせいで夜、手のひら、上肢、腰がじんわり痛んだ。

大内のふれあいセンターで食べた昼食、やさしい味だった。

大内のふれあいセンターで昼食

買ってきた丸森産「青葉豆腐」を夜にみんなで食べたら、大豆の滋味がしっかりあっておいしかった。

青葉豆腐

日曜朝、相馬松川浦の日の出。お世話になっている旅館「いさみや」さんの前で。

相馬松川浦の日の出

2月2日(日)、丸森町の山間部である大張川張のYさん宅へ。

OPEN JAPAN萬さんの重機のサポートとして、家屋の裏に1.5mもの高さで堆積した土砂の撤去のお手伝い。法面が丸ごと削れたためか、大岩や大径木、びっしり地下茎を張った竹などもめちゃくちゃに混じった土砂をネコに積み、家裏とダンプの間をひたすら往復した。

重機と一輪車の協働

ダンプが土砂捨てのため離れているときは、効率を落とさないよう土砂満載のネコを押して自ら捨て場へ。坂道が激しくキツい。久しぶりの運動強度10/10。

メンバー全員の顔に疲れが色濃かったが、16時30分ぐらいまでかかって開通させることができた。

家屋裏の土砂出し 開通

自分はもっと想像力を働かせるべきだと思うのだが、今週のお手伝いでは2軒のお手伝い先のご主人が2人とも、今後の「排水策」や「水路づくり」について不安を口にされた。

先週の平日、東北南部でも大雨が降り、丸森町では避難勧告まで出た。昨年の台風19号で被災してしまった地域はどこでも川は仮復旧状態で、脆い状態のままだ。

「また起こるかもしれない災害」は被災地に住む人にとってはリアルな恐怖で、だから水路整備などの対策をしておくことは重要な関心ごとなのだ。

発災直後だけの災害ボランティア経験では体感できなかった「被災者のお困りごと」ことだろう。

「自分たちでやりますから…」

こういう言葉を被災された方が発するときは黄信号であり、ぼくらはその意味をよくよく考えるべきなんだ。

山間に暮らす人たちは驚くほど体力もバイタリティーもあり、80代でも都会の60代よりよほど現役だ。生活のことは何でも自分でできてしまう。が、激甚な災害からの復旧だけは別次元だろう。

自分を追い込んで孤立感を深めていく方々の元へ、OPEN JAPANのような息の長い支援者たちが訪ねていき、懐にスッと入っていく。

そうして生まれたお手伝いの一端を担い、終えることができたとき、“来ることができてよかったなぁ”と心の底から感じる。

振り返り。

初日、元々の依頼の作業工数はさほど重くなく、都度追加された。援人メンバーのみで、適材適所で動いてくれたため、強い指揮は要らず、自身はいつもより作業者として動けた場面が多かった。工事用具置き場の泥出しは優先度が高いとは思えなかったが、やはり依頼主の敷地だ。粗くではあったが、キツい作業を終えられた。

2日目。何より開通できてよかった!!!

K: 泥出しでネコの待ちが多かったため、内職ラインを作ったのはよかった。後半は手待ちが多くなったが、都度考える姿勢が重要。
P: ネコ6個持っていったが、今日の主役はネコだったので、故障なども考えて多めに持参しても良かった。社協ボラも減ってきたし。
T: Mさんが常に単独行動していた。フェーズ的に妥当なときも、無駄・非効率なときもあったはず。ネコ運びが忙しく見に行かなかった。野放しにしてもさほど問題ないが、彼のような人が複数いたら困ることになる。次回はちゃんと見て話し合いたい。
T: 後半、家裏の動線の工夫。ずっと後退は遅いし危ない。展開できるポイント探しをしたが、一度話し合うべきだったかも。
K: コンパネで動線調整、待機場所の工夫、ダンプ上で誘導など、総じてみんなでアイディアを出し合い最適化できた。

Make a Comment

感想やアドバイスがあれば、お気軽にどうぞ

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

Liked it here?
Why not try sites on the blogroll...

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。