南相馬・小高:草刈りは近隣の方々のためでもある(ボランティアチーム援人 2019年 0823便)

Posted on 2019年8月27日. Filed under: ボランティア, 東日本大震災, 東京電力福島第一原発事故 |

ボランティアチーム援人、0823便、2019年8月24日土曜日、福島県南相馬市小高区(福島第一原発事故による旧・避難指示解除区域)での災害ボランティアのメモ。

チーム援人、南相馬・小高が恋しいメンバー9人を乗せて、これから常磐道を北へひた走ります。

南相馬・小高で草刈りボランティア(援人 2019年 0823便)

ボラセン朝礼、松本センター長挨拶(今日はビデオなどなし)。

お盆明けにたくさん来てもらって感謝している。ここのところ草刈りの依頼が多い。帰還者のうち多くを占める高齢者が自分でできず。近所から苦情が来て役所を通じて依頼などもある。
センターをいつまで続けるか。去年から助成金など方針が変わったようで回ってこなくなった。被災者に一部負担してもらっている。ガソリン代、消耗品費など。税務署にも相談したが、利益が出てないので相談不要と。皆さんがボランティア活動としての誇りを失わないようにしつつ、被災者さんには若干の実費負担をお願いしていく。状況を勘案して、たとえば引っ越しなどはいただいていない。廃品処理費はいただくが。
今日はセンター地主のKさんが視察に来られる。私の妻も来るのでがんばっている姿を見せたい。

今日のニーズは小高の中心部から北東2kmあたり、広大な敷地二つの草刈りだ。
午前の部が終わったが、半分にも至っていない。…ピンチ!

南相馬・小高で草刈りボランティア(援人 2019年 0823便)

南相馬・小高で普通にケーキが買えるようになった。和菓子も洋菓子も。松月堂さん、再開店おめでとうございます!

南相馬・小高で草刈りボランティア(援人 2019年 0823便)

災害ボランティアは誰に向かって働くべきなんだろう?
直接の依頼主に対してはもちろんだが、近隣の方々に向かっても、なんだ。

草は一体誰が刈るべきなのか?
べき論はちゃんとやってほしいし結論は尊重したい。
が、今どうするの? という状況になったら手が挙げた者がやるだけだろう。

小さなことがらから想像することが大切だ。
想像を働かせることができれば、限られたリソースで心労を溶かしてあげられるかもしれないから。

南相馬・小高で草刈りボランティア(援人 2019年 0823便)

ボランティアチーム援人、土曜日、最近は月一ペースで行っている南相馬・小高でのお手伝い。

家屋解体済みの大きな敷地と、隣接するかつての畑跡の草刈りの依頼だった。

持ち主はすでに県外に居を構えている。

現地に着いて作業範囲を確認していると、近所の方が出てこられ、何人かの話を総合すると、この敷地が雑草だらけで放置されていることに困っている様子が見て取れた。

避難指示解除後の小高の帰還者数は震災前の3割ほどだ。
南相馬市ボランティア活動センターの松本センター長の話では、こういう風に半ば放置された土地の雑草について近隣の人たちが役所に苦情を言い、それがセンターに依頼として回ってくるケースも増えているという。

かなり広大だったので、隣家(縦に長い土地なので4軒の家に接していた)に接する部分と道路に面する部分を最優先に進める方針に。

自らそこに入って進めていると、道路から3軒目のお宅の前だけが長方形にきれいに刈り取られた(状態を見ると除草剤も撒いた?)領域になっていた。その周りに新たな雑草が迫っているが、下は枯れた草が層になっている。

少なくともこのお宅は、迫る雑草をなんとかしようとがんばったんだな…。そう思いながら刈り払いを進めていると、家から出てきた男性に声をかけられた。

雑草は人の身長を超える高さに育っており、いわゆる二段切りをしてたのだが、“二段切りをすると刈った草が風で飛んできてしまうので、できれば根本から切ってほしい”と。

なるほど、と思って作業方法を変え、またお手伝いの達成方針を少し変更。さらに、刈った草が飛ばないよう隣家から2mほど話した場所にレーキで集めることにした。

南相馬・小高で草刈りボランティア(援人 2019年 0823便)

人の背丈以上に育った雑「草」は硬く木質化し、そこにつる性植物が覆いかぶさると刈払い機の強敵になる。シャフトに力をこめ続けるので肩や腕はパンパンになった。また盛夏は過ぎたとはいえ、やはり暑くとても消耗する。

9人チームで奮闘したが、6割終えたところで時間切れになった。
しかし隣家と接する部分は最優先でやったので、ある程度満足はしてもらえただろう。

最後に道路脇を仕上げているとき向かいのお宅の男性に聞いた話では、この敷地は数年前に東京電力のボランティアが約0人×2日、合計100人工(にんく)かけて終えたところだそうだ。

ニーズがある限りは、傍観者にも評論家にもなりたくない。
まだまだお手伝いを続けるつもりだ。

振り返り。

K: 隣家(道路から3軒目)の方の要望を聞き、また一部草刈りしてあった様子を見て、近隣の人の思いを察し、ニーズの達成基準を変えた。
ボラセンからクーラーボックス(凍った飲料入り)を持参した。かなり助かったと思う。
P: センターの刈払い機の状態が悪いものが多い。掃除も十分にされていない。次回便、早く行ってできるメンテをしようか。
T: 最近ランニングばかりなので上半身を鍛えたい。
10人で行くこと。今日も満席で行けばもっと進んだはずだ。グループ内・外、頭を使って知恵を絞って積極的なメンバーを増やすこと。
隣家(1軒目)の方から甘酒をいただいた。直接の依頼主ではないのに。以前にもあったが、こういう風に感謝の印を示していただけるのは嬉しい。

広告

Make a Comment

感想やアドバイスがあれば、お気軽にどうぞ

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

Liked it here?
Why not try sites on the blogroll...

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。