『朝のライラック』(さいたま芸術劇場)を観た

Posted on 2019年7月23日. Filed under: 演劇 |

『朝のライラック』 、2019年7月21日(日)、さいたま芸術劇場で観た。

『朝のライラック』(彩の国さいたま芸術劇場)

レバノン在住のパレスチナ人劇作家による、ダーイシュ(IS)支配下の街に住む夫婦を襲う悲劇(モチーフはシリアで実際にあった事件だという)。

開演前に配られた「用語解説」にはこういう説明があった。

【結婚ジハード】
ジハード戦士の士気を高めるために「結婚」すること。ジハードの思想に共鳴し、自らシリア等の地に赴いた女性たちがいた一方、ダーイシュは制圧した地域の女性を戦闘員と繰り返し「結婚」させ、戦闘員の性的欲求を充足させていた。「性のジハード」とも呼ばれる。アラビア語ではJihad al Nikah。

2017年にリーディング公演があったのだが、そのときは日程の都合で観られなかった記憶がある。

主人公夫婦が追い込まれていき、終盤、救いのない状況で劇中劇が行われる。これが強烈な白昼夢のようでぐっと惹き込まれた。

二人が「演劇」と「音楽」の専門家だという設定がとても象徴的だと感じた。圧政者が常に忌み嫌うものだからだ。
アフタートークで、作者のガンナーム・ガンナーム氏が語ったところでは、加えて二人が「教師」であること、つまり真善美を次世代に伝えていく立場であることにも意味を込めたという。

劇中でバイオリンを壊すシーンの意味を質問され、それを氏が「虐殺」だと表現していたのが強く印象に残った。

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