うさぎストライプ「空想科学II」を観た

Posted on 2018年11月30日. Filed under: 演劇 |

さっきTwitterを眺めてて思ったんだけど、少しだけリアリズムの乏しい演劇を評して「不条理」っていう思考停止ワード使うのやめてくれよ、と。

うさぎストライプ『空想科学II』を観た。こまばアゴラ劇場で。

この劇団は前の(「ゴールデンバット」)もよかったので、期待していた。
で、やっぱり面白かった!

2018-11-29 18.58.39-5

冒頭、女とベッドを共にしている男の頭に斧がぶっ刺さって死んでる(しかし普通に振る舞う)という強烈なシーンから、話にぐいぐい引っ張り込まれていく。うまい。

2人の物語とパラレルに展開される誰かの葬式らしきシーン、保険の営業マン2人…と話が積み重なっていく。そして眠りから覚めることができない男、というループ物的横軸も。
時制(いつの出来事か)と主観(誰の物語か)が混濁しているんだろう、ぐらいは観ていて想像できる。で、やがてそれらが糾合されていく過程は叙述トリック的な味わいがあった。

小劇場芝居の制約にして強みといえるだろうが、大きなダブルベッドがドーンと鎮座する一シチュエーションの舞台に話がどんどんばら撒かれていき、そして最後にはちゃんと畳まれた。

今年観た芝居のベスト3に入るぐらいの良作。客席は常にあったまってる(好意的な)感じで、終劇後の拍手もかなり大きかった。

後半の「〇〇君てさ、本当にいたの?」にはゾッとした。仮に〇〇がいなかったらどんな話になるのか。 あと、〇〇を持って彷徨ってた彼の主観では無限牢獄だったはずだよな。
時制と語り手のこんがらがりを解きほぐしつつ、もう一度観たいかも(ついでに、物語構造を把握したら次は登場人物の思いをよく感じてみたいかも)。

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