2018年5月秋田市大雨:9つのお宅のお困りごとを解消(援人 2018年 0615-17便)

Posted on 2018年6月19日. Filed under: ボランティア | タグ: , , |

ボランティアチーム援人、2018年5月の東北北部大雨で被災してしまった秋田市での水害ボランティア。0615便、2018年6月16日(土)と17日(日)のお手伝いの記録。

毎週被災地へ行くことに迷いはない、1人の人間としては。しかし10人で行くため、残り9人を集めることには常にキツいプレッシャーを感じる。

今週はこんな感じだった。

月曜日、10人にならない。まだ希望があるな。
火曜日、10人にならない。ご飯がうまくない。
水曜日、10人にならない。気分が重く眠たい。
木曜日、10人にならない。鼻毛に白髪を発見。
金曜日、10人にならない。ああ、万策尽きた。

今週は特に10人で行きたかった。しかしもう出発だ。

自分も含め全メンバーが「1.2人」分の力を発揮しよう。そして10人以上の貢献をしよう、と車中で話し合ったところ。

力が湧いてきた。秋田でがんばってきます!

2018年5月北東北大雨 秋田市で水害ボランティア(援人 2018年 0615便)

秋田中央市場、受付のおじさんは食堂あるよって言ってたけど、早朝はやっぱりやってなかった。

2018年5月北東北大雨 秋田市で水害ボランティア(援人 2018年 0615便)

仕方なく、秋田美人のポスターを撮って撤退。

2018年5月北東北大雨 秋田市で水害ボランティア(援人 2018年 0615便)

秋田県潟上市、八郎潟の防潮水門。

2018年5月北東北大雨 秋田市で水害ボランティア(援人 2018年 0615便)

秋田市内に戻って朝ラー。朝からひっきりなしに客が来る理由がわかる味。

2018年5月北東北大雨 秋田市で水害ボランティア(援人 2018年 0615便)

ボラセンからお手伝い先に向け出発。今日は2人、2人、5人に別れてのお手伝い。被災された家が多い毛無谷地(けなしやち)という地区で。

1日めのお手伝い、3件終了。まず床上浸水のお宅の外壁掃除(別チームは床下消毒)、次のお宅では床下掃除と消毒(残念ながらカビが発生していた)。

2018年5月北東北大雨 秋田市で水害ボランティア(援人 2018年 0615便)

最後はベタ基礎のお宅の床下奥深くに溜まった水の排水と掃除。
この3軒目が最も大変で、OPEN JAPANのJさんを先頭に床下に潜り、ゼロポンプ(排水ポンプ)を突っ込むと水がゴボゴボ吐出されはじめ、それが90分も続いた。サポートしながら、あらかた排出が終わった床下をスポンジで仕上げていった。

他のチームメンバーがお手伝いしていたお宅前で合流。最後に人見知り猫さんが顔を出してくれ、和んだ。

2018年5月北東北大雨 秋田市で水害ボランティア(援人 2018年 0615便)

「これは災害だ(あるいは、これは災害ではない)」と、一体誰が決めるのだろうか。

5月18日の記録的大雨で、秋田県秋田市は被災した。しかしそれは局所的で、出張で訪れたビジネスパーソンなどが気づくようなものではないだろう。市の中心部に住む人たちもほぼ知らない。

そして被災した人たちは、“助けられるということを知らない”ように見える。
今までさまざまな被災地に足を運び、秋田市にも通算4回通ったが、これは静かな災害だ。まるで皆がこれを災害と呼ぶのはやめておこう、と口裏合わせをしているような。

でもそれは、実需として助けを必要とする人たちがいないということではないのだ。

他のチームメンバーと合流したお宅で、依頼主が涙ぐんでお礼を言われた。
こういう風に感謝されてしまうたび、自分を戒めなければと思う。感謝されるからやる、ではないのだと。

ただもう一つ、こんな思いも浮かんだ。
これを機に、“助けを求めるに値する困難なのだ”ということを知ってほしい。そして次に同じような災害に遭ってしまったら、自らがんばるだけでなく、共助を求める声をしっかりあげてほしい。

そのことで、助ける・助けられるというタスキは強くなっていくはずだ。

「ハタハタしょっつる鍋」が実においしかった、という話をしたい。

短期間に4回も秋田へ行き、毎回観光客向けの店で夕食を食べたのだが、どこも“The 郷土料理”なのに美味しく、また味わいたくなる体験をした。

で、今回夕食に入った「秋田川反漁屋酒場」さんのハタハタしょっつる鍋。
鍋がドーンと出てくるのかと思ったら、元秋田美人の店員さんがじっくり煮立ててアクも取って…と手間をかけてつくってくれた。

2018年5月北東北大雨 秋田市で水害ボランティア(援人 2018年 0615便)

ハタハタは一碗一匹。なんと子持ちで、口中でブチブチ弾ける食感がとてもいい。汁は意外にも塩味控えめ、しょっつるの複雑味が口中でゆっくり広がり余韻を残す…。前回別の店で食べたときよりさらに上品で、こりゃ秋田の食文化は土俗と洗練のミックスだな、と感じた。

そして日本酒。何銘柄か味わったが、なかでも「秀よし」が印象的。じゅんさいやギバサと共にお土産に買って帰ることにした。

(あ、ケーキといぶりがっこで誕生日を祝ってもらいました。みんな、ボラの厳しい日程の最中にありがとう!)

2018年5月北東北大雨 秋田市で水害ボランティア(援人 2018年 0615便)

秋田川反、22:16、稲庭うどんに納豆をのせたヤツを食べる幸せ。

2018年5月北東北大雨 秋田市で水害ボランティア(援人 2018年 0615便)

2日め朝の雄物川。ゆるラン。

2018年5月北東北大雨 秋田市で水害ボランティア(援人 2018年 0615便)

TVのニュース。千秋公園に行くと秋田犬に会えるようだワン。

2018年5月北東北大雨 秋田市で水害ボランティア(援人 2018年 0615便)

沖縄リゾート感、そして鳥取砂丘感もちょっとある秋田の海。

2018年5月北東北大雨 秋田市で水害ボランティア(援人 2018年 0615便)

最終日のお手伝いに出発。
Aチーム、Cさん宅でオスバン消毒、4人。
Bチーム、小屋の品出し、5人。
半日がんばるぞ!

秋田市水害。2日めのお手伝い、終わったぁ。先週床下の排水をやった下新城のCさん宅に再び。乾燥後、床下をブラッシング、オスバン(消毒液)を散布。最後までお付き合いできてよかった…!

2018年5月北東北大雨 秋田市で水害ボランティア(援人 2018年 0615便)

援人号0615便秋田市行き、今日も3軒のお宅でがんばった。お手伝いしたお宅に畳が入るなど、復旧の歩みを見ることもできた。名残り惜しいけど、残りはOPEN JAPANさんと地元ボラに託して…東京へ帰ります!

秋田最終日。110件のニーズのうち残り10件。ケリを付けたい、と社協の人の言葉。

援人Aチームは新城のCさん宅へ。先週ぼくらがお手伝い、その後さらに2台扇風機を追加して徹底乾燥したようだ。今日はオスバン。…だけなら4人はやや多かった。が、状態確認のため養生完了を待たずすぐ潜ってみる(これがよかった)。乾いているが床板に少し白いカビが発生していた。作戦切り替え、全員潜ってブラシかけ。範囲が広くなかなか大変だ。続いてオスバン噴霧開始したのが11時。中野・Kさん交代で進め、なんとか12時前に終わった。これでCさん宅の作業は全て完了した。最後まで見届けることができた。

P、床下でヘルメットは邪魔。ただ頭は保護のため必ずし何かを被るか巻くべき。今までキャップを前後逆に被っていたが、完全仰向け(ブラッシングなど)作業ではストレス。Yさんのようにインナーヘルメットがよさそう。
K、養生のコツ、大まか→細部へ。まずブルーシートなどで基本動線だけ確保。土足で踏むと傷つく床などはプラやウレタンシートを。マスカーはそれを補いながら縦方向に伸ばしていく。体や手が触れてしまいがちな高さも忘れずにやる。
P、密閉型ゴーグルはやっぱり曇ってしまい細部が確認できない。使えない。

1日目は3チームで6現場、2日目は2チームで3現場。9つのお宅のお困りごと解消に役立つことができた。社協や地元ボラが変化し育つ姿も見られた。ニーズ調査、ボラ受け入れコーディネート、そして毎日先頭に立って床下に潜り埃にまみれたOPEN JAPANさんには到底及ばないが、秋田便参加者は災ボラとして視点を広げることができたはず。助ける必要なとき、動ける人間でいましょう。心ある仲間と一緒に活動できてよかった。お疲れさまでした!

皆の振り返りを聞いて、いくつか感想追加。

  • 各自が工夫して持ってくる道具、やはり重要。ボラセン道具に依存しないことは時間短縮になり、現場でかゆいところに手が届き、今回のようにチーム分割されてもある程度働ける。何より自前道具は、人助けへの前のめりな姿勢の現れ。
  • ベタ基礎で移動するためのキャスター付き板、いいかも。応用性もありそう(重い道具の運搬とか)。
  • ブルーシートは1人1枚必須。色々使える。
  • 床下では照明器具の光量が強いことは正義。汚れなどの見落としがなくなる。
  • チームが分割されたとき、いかにうまく働くか。普段のノウハウ共有を貪欲に吸収しオールマイティ性を高めておくこと、リーダー目線を持っておき、たとえば中野が負傷して離脱しても周りを束ねることができるようシミュレーションしておくこと。
  • 秋田のボラ、Mさんは成長した。最初会ったときたった1人だった。働きも正直おぼつかないところもあった。秋田の人はこういうとき動かない、と嘆いていた。が、今日は「N」チームのピンクのビブスは5人も来ていた。思いがあれば人は鮮やかに成長する。困っている人を見てなんとかしたい、という思いだ。援人はどうだろう。300人近いメンバーがいて、毎回10人のメンバーを集めることに苦労している…。こういうことを嘆くのは上策ではないとわかっている。でももっとアツい集団にしたい。今も力を発揮しているが、もっと被災地で役に立てるグループにしていきたい。
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