2018年5月東北北部大雨:秋田県秋田市で災害ボランティア(2回目 土日編)

Posted on 2018年6月7日. Filed under: ボランティア, | タグ: , |

2018年5月18日から北東北で降った大雨により、秋田県秋田市で住家や農地の冠水被害が多く起こってしまった。秋田市災害ボランティアセンターが6月2日(土)・3日(日)に多くのボランティア活動者を募集したのを見て、仲間と共にお手伝いに行った。そのメモのまとめ。

秋田市災害ボランティアセンター、この週末は各日50人の参加を呼びかけています(直前に掲出しているので、予約人数は目標に達していないと思われる)。行ける人はぜひ。県外からも参加OKです。
なお水害ボラ経験者であれば、使える道具を可能な範囲で持参した方がベターです。

ぼくも再び行きます。

再びの秋田行き。
間隔が空いてないので行くというより戻る感じ。

前回、市民市場を覗いて秋田が青森と同じく筋子文化圏であると知った。お土産に買った甘塩の筋子、東京では買えないうまさ。より親近感が湧いてきた(青森出身の母親に育てられた息子として)。

2日間、頭も体もフルに使って貢献してこよう。

だいたい9時間後には秋田。

2018年5月秋田市大雨 災害ボランティア(6月2日・3日)

早朝からやっている味利食堂で朝定食。

秋田市災害ボランティアセンター、受付のやり方など洗練されてきた。今日は目標50人の活動者が集まるといいなぁ。来れる人はぜひ。

2018年5月秋田市大雨 災害ボランティア(6月2日・3日)

おそらく秋田市内でも知らない人が多い、5月18日の大雨の市内被災の状況。5月31日版。

2018年5月秋田市大雨 災害ボランティア(6月2日・3日)

せっかく来たんだ、本気でやろうぜ、と自分を何度か鼓舞した日。

秋田市災害ボランティアセンターでのお手伝い、3回目。朝のボラセンで、週末になって参加者数が見事に増えていたのを明るい気持ちで眺めた。

お手伝いは、床上浸水したお宅の床板剥がし、泥出し、大引や根太の掃除。6人チームにはなかなかハードな作業量。床下は潜りが難しい作りだったが、あらゆる態勢を駆使して先へ進み、泥を掻き取った。

床下は累積した浸水の泥によって、また通風構造が不十分なことによって、かなり傷んでいる箇所があった。水害後の処理の大切さを改めて学んだ。

2018年5月秋田市大雨 災害ボランティア(6月2日・3日)

そして、今日一番重要なこと。

恐らくご依頼主は、現調に入ったOPEN JAPANのJさんの話を聞くまでは家の修繕を諦めていた。が、Jさんの経験に裏付けられた言葉を聞き、翻意してくれた。その先に今日のぼくらのお手伝いはあり、つまり一つの家が命を保つことに末端で貢献できた。
こんな喜びはなかなかない!

災害ボランティアとして、
頭を低く下げ、謙虚にできたか。→OK
完遂のため、諦めずにできたか。→OK
協働し、仲間の力を活かせたか。→OK

今日の働きに悔いなし。

夕食は川反の「ちゃわん屋」で。きりたんぽとだまっこのハーフ鍋、おいしゅうございました(特にだまっこが)。

2018年5月秋田市大雨 災害ボランティア(6月2日・3日)

今日は床下に潜って泥出しをものすごくがんばって、依頼主さんが修繕を諦めようとしていた家を救うことに貢献できたんだ。寝る前のChelmicoが沁みるなぁ。

秋田市を朝ラン。雄物川(おものがわ)にかかる秋田大橋まで行ってみた。

2018年5月秋田市大雨 災害ボランティア(6月2日・3日)

一級河川といっても地味な印象の川もあるけど、この川は雄大だなぁ。去年大仙に行ったときも、この川沿いを走ったっけ。

マンホール蓋の図柄はやっぱり竿灯祭りだった。

2018年5月秋田市大雨 災害ボランティア(6月2日・3日)

秋田市災害ボランティアセンターでのお手伝い、最終日。謙虚に、丁寧に。そして力出し切る。

2018年5月秋田市大雨 災害ボランティア(6月2日・3日)

秋田市ボランティア2日目(通算4日目)、最終日の感想。

自分を戒めるためにも書いておくが、災害ボラに行くのは、何かを学んだり特別な体験をすることを期待しているからではない。自分探しや物見遊山ではない。

たとえ無意味だと感じても、負の感情を持ち帰ることになっても、困っている人の境遇を少しでも変えるのだ、と覚悟して行っている。

それでも、今回の秋田ボラは二つの点で学びが深いお手伝いになった。

2018年5月秋田市大雨 災害ボランティア(6月2日・3日)

一つ目。
被災された方の望む早さで(早さという言葉がFastという含意が強いなら「遅さ」で)お手伝いすることの意味。

秋田市の今回のボランティアの特殊性は、「自分の境遇は、ボランティアという他人に手を差し伸べてもらうようなものなのか」という点で被災者の方に大きな迷いがあることだろう。
この地域は水害の常襲地帯であり、これまでも何もせずにしのいだり、家族でできる範囲だけやったり、傷んでいくに任せて結局家を解体してしまったり…といったことだったのだろう。

そのような難しい地域を穏やかに歩き、さまざまな話をしてまずは感情を理解し、やがてお手伝いごと(ニーズ)を抽出していくプロセスの凄さと、このような状況の被災地での大切さを目の当たりにした。

二つ目。
集まった個はそのままだと烏合の衆だが、まとめ上げると力を生む。

毎週被災地へ向かう慣れた10人の仲間(援人メンバー)に恵まれているぼくにとって、ボラセンで編成されたアドホックな(その日の朝までお互いの顔も知らない)人たちのリーダーをやるのは、いつもチャレンジングだ。

主因を一つ挙げておく。日本には「おっさん」という生き物がいる。自分の考えが一番正しいと信じ、エゴを守るためなら全体益を軽んじる性質がある。そして災害ボラをやる人にはおっさんが多くいる。

今日のお手伝いでは、「依頼主の心労を増やさないよう、各自がみだりに話しかけずリーダーを通す」「よかれと思う作業でも勝手に進めず、依頼主が判断する流れに沿って静かにお手伝いする」ということが大切な留意事項だった。しかし、何人かのおっさんが(略)。

ヒヤヒヤ見守ったり、やんわり介入したりといった場面が後半増えた。しかし半面、彼らの動きを見てなるほど、と感じることもあったのだ。成果もあった。

問題は、リーダーであるぼくの、多様性のよい面を引き出しつつも大きく逸脱しそうなときには手綱を引く、という力加減の未熟さにあるのだな…と思った。

今回のお手伝いは、集落一帯が浸水してしまった中でも、特に歴史がありそうな広い敷地のお宅だった。

OPEN JAPANのNさん、Tさんが依頼主であるお母さん(被災直後は泣いてばかりだったという)の心を少しずつ解きほぐしていく。その下で、納屋の片付けから家屋内の泥出しまでさまざまなお手伝いを進めていった。必ずしもシステマチックなやり方ではなかったが、それが依頼主に少しずつ希望が芽生える最善のやり方だったと思う。

ぼくら7人チームのうち6人は経験者として床下泥出しを速やかに開始し、ぼくだけは一般ボラ11人のリーダーとして家周りのさまざまなニーズを進めた。

「災害もすごいけど、人の力もすごいよね」。

ボランティアの働きで家が少しずつ復旧する姿を見たお母さんの心には、こんな言葉が沁み込んだようだった(最後の挨拶でそう仰っていた)。

今日また一軒、ある家族が住み慣れた家が命を伸ばすことができた。
そして秋田ほか北東北の頼もしいボランティアたちと共に働く喜びも味わった。

秋田にお手伝いに来てよかった!

さよなら秋田。尊敬できるボランティアたちがごく少数残ってくれたので、後は任せます。被災された方々の望む早さで、生活の回復が進みますように。

2018年5月秋田市大雨 災害ボランティア(6月2日・3日)

今回の秋田市のお手伝いで学んだことの一つは、作業前の養生のより実践的なノウハウ。

4日間、OPEN JAPANの方々と間近に作業をしていて強く感じたのは、彼らはともかくたった一部屋でも、少しでも住める状態を回復できるように、ということを念頭にお手伝いを組み立てているということ。

布コロナマスカーはタンスや仏壇などの泥よけには確かにいい。しかし敷居や床板に使うと、その上を歩くことで砂粒や土を擦り込んでしまい、より傷つけてしまうとJさんから指摘された。

  • 広範囲をサッと覆えるシート→「ノンスリップマスカー」
  • 敷居や廊下を覆えるシート→「緩衝床養生シート」

があるとよさそう(Jさんは後者に近いウレタンシートを持参されていた)。
同じようなお手伝いがある場合に備えて、以下を用意するつもりです。

会社への秋田土産ってる。

2018-06-04 08.11.36

火曜日の朝。
「床下ニーズ」なんて言葉は災害ボランティアをやらない人は知らないだろうが、それが秋田市災害ボランティアセンターの投稿に出てきた。つまり、住家が浸水してしまったら床下の泥出しや消毒はとても大切なんだという認識が行きわたってきたんじゃないかと思った。そして心の中でガッツポーズ。

秋田に2日間×2回の災害ボラに行ってきたが、後で写真を見直してみるとかなり色々食べてもいた(笑)。

  • 朝5時からやってる「秋田市民市場」。鮮魚から乾物、珍しい山菜まで豊富に揃ってる。ここで買った甘塩の筋子はおいしかった!
  • ローソンで買った「金農パンケーキ」と「金農デニッシュドーナツ」。よくある期間限定コラボだが、どっちも水準越えのおいしさ。
  • 川反(かわばた)の「秋田乃瀧」での夕食は、ハタハタ寿司、刺盛、山菜の天ぷら、ハタハタの焼き物、いぶりがっこ、エロ豆腐などなど。お酒や大平山、雪の茅舎など。
  • 秋田のコンビニには筋子のおにぎりはもちろん「ぼだっこ」のおにぎりも普通にある。
  • 24時間やってる「末廣ラーメン」。濃厚なスープと中太の麺の個性的な味だった。
  • 「ドキュメント72時間」でも紹介された有名なうどんそば自販機。道の駅あきた港にある。懐かしB級味。
  • 秋田はたけや製パンの天下のようだ。「学生調理」とか面白いコッペパンが複数あり。
  • 朝からやってる「味利」さんで朝定食。ここは昼も夜もおいしそうだった。
  • 夜は0次会で焼き鳥有名店「安さん」を狙ったが満席。近くの居酒屋での比内地鶏のつくね、まあまあだった。
  • 川反の郷土料理屋「ちゃわん屋」。店内の雰囲気もあったかいし接客も素晴らしい。とんぶりの冷や奴、きりたんぽとだまっこ鍋、そして上品なしょっつる鍋、おいしかった。

秋田は食もいいぞぉ!

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