2018年5月東北北部大雨:秋田県秋田市で災害ボランティア(1回目)

Posted on 2018年6月5日. Filed under: ボランティア | タグ: , |

2018年5月18日に北東北を中心に大雨が降り、中でも秋田県秋田市の雨量は記録的だった。雄物川などの氾濫によって住家の床上・床下浸水や田畑の浸水が起こってしまった。被災戸数が少ないから、か災害ボランティアの募集は「市内」に限られていたが、熟練の団体「OPEN JAPAN」のサポートの下で県外ボランティアの募集が始まった。
5月29日(火)・30日(水)、平日だがボランティアに行ってきた。そのメモまとめ。

2018年5月秋田県大雨 秋田市災害ボランティア

昨夜スーパーでいぶりがっこが並んでいるのが目に入った。行け、と言われた気がした。

秋田県秋田市、県外ボランティアの受け入れを開始。単独ボラ旅へ、伸縮ホーと共に行ってきます!

2018年5月秋田県大雨 秋田市災害ボランティア

秋田駅からはFさんの車に同乗させていただく。ボランティア犬モカと。

2018年5月秋田県大雨 秋田市災害ボランティア

秋田のローソン限定らしいパンケーキを朝食に。

2018年5月秋田県大雨 秋田市災害ボランティア

5月18日の秋田の記録的大雨による水害。秋田市災害ボランティアセンターの下でお手伝い中。「秋田の人、もっとボランティアに来てほしい!」と一緒に活動中の女性(秋田市の人)が訴えている。

2018年5月秋田県大雨 秋田市災害ボランティア

秋田市ボランティア、1日目のメモ。

5月18日の北東北の大雨では、特に秋田県秋田市の雨量が新記録となった。ずっとウォッチしていたが、途中から県外ボラ受け入れという珍しいパターンになったため、すぐ単独ボラ行を決めた。

「秋田の人がもっと来てくれないかと思ってるんですよ!」

お手伝い先で会った女性ボラは、明るさと悔しさの混じった声で言った。この言葉が、今回の秋田ボラで受けた印象を象徴していたかもしれない。

社協の建物内に、申し訳程度に開かれたボランティアセンター。毎日わずか数人の活動者。川の氾濫が毎年のようにあるため、助力を求めることを諦め気味の人たち。

しかし水害の常襲地帯だからといって、被災者が助けを必要としないわけではない。
床下だけの浸水だから…と正しい対処を怠れば、やがては健康上の問題や家の土台損傷といった問題が出てきてしまう。
この日のお手伝いのお母さんは、(災害認定されないため)毎回上流から流れ着いた漂着物も含めて有料で(!)処分しなければならない…とかなり嘆いていた。

あまり話題にならない災害にはこういう側面もあるのだ。自助でなんとかせよ、は酷すぎる。

このお宅でのニーズは、家がこれ以上湿気るのを防ぐため、敷地の縁に水路を掘ってほしいというものだった。この日は知り合いの大工さんが、水路掘りの妨げとなる小屋の解体もやっていた。途中からはぼくらのチーム(Fさん、Y君、中野)、秋田市の女性Mさん、夜勤明けで駆けつけた消防士S君が渾然一体となって解体にも協力。Fさん持参のサンダー、チェーンソー、消防士S君のロープワークなどが役立ち、道具やスキルを結集したお手伝いになっていった。

2018年5月秋田県大雨 秋田市災害ボランティア

このお宅は、これまで何度もの水害で泥出しなどを行ってこなかったため、まずは床下をしっかり乾燥させる必要がある。その経過を見ながら、新たなニーズが生まれる可能性があるようだ。

切り出されたニーズに取り組むのが災害ボランティアだ。そしてその上流では“被災してしまった方が普通の暮らしを取り戻すため、必要な助力を得ることについての啓発”がとても大切なのだ、と思った。
ボランティアがそこまでやるのか? という意見もあるだろう。しかし上からでも下からでも、気づいた者が助けるしかないのだ。

解体した小屋の廃材類も全て表に出し終わり、ニーズは一旦完了となった。気温は昼からぐんぐん上がり、今年で初めてOS-1をおいしい! と感じた日になった。

2018年5月秋田県大雨 秋田市災害ボランティア

夕方、秋田のNHKニュースのトップは、イージス・アショアの配備問題だった。その地域ごとにリアルな問題は違うんだなぁ。

2018年5月秋田県大雨 秋田市災害ボランティア

夕食は川反(かわばた)の郷土料理店「秋田乃瀧」で。

人が「本当に」困っているとき、動くのは誰なんだろう? 今日、秋田で(県外から)働いたのは3人だったな。

2018年5月秋田県大雨 秋田市災害ボランティア

もし存命だったら、この被災地にも心を寄せただろうボランティア仲間Yさんのために献杯した。

秋田は豊穣だ。人参のいぶりがっこ、んまかった。

2018年5月秋田県大雨 秋田市災害ボランティア

2日目、千秋公園(久保田城跡)を朝ラン。気持ちいいコースだ。

秋田魁新報、今回の大雨被災のことが小さく載っていた。市社協がボランティアセンターを開設しているなどの情報はなし。地域紙がこれでいいのかなぁ…。

岐阜県立恵那高校の皆さん、「被災者応援タオル」は秋田県秋田市の大雨災害で家などが浸水してしまった方々のため、使われてますよ。

2018年5月秋田県大雨 秋田市災害ボランティア

秋田市2日目、床下泥出し中。このお宅はこれまで何度も床下浸水したが、水が床上まで来たのは初めてだという。ここでお手伝いしていると、近隣のお宅からも「床下を見てほしい」と。こういう声がポロポロと…。秋田の人、ぜひ市社協ボラセンへ(先に問い合わせを)。

2018年5月秋田県大雨 秋田市災害ボランティア

秋田災害ボランティア2日目(最終日)のメモ。

災害ボランティアをやっていると“これは…”と鮮烈な気づきが生まれ、胸がざわつくことがある。

自分が今立ち会っている災害が、どういう特徴を持っているのかがわかってくるとき。
ニーズが減っていくのか、まだまだ潜在しているのかが感じられるとき。
被災された方の傍にいることで、その心情により深く共感できるようになるとき。

今日のお手伝いは床下泥出し。想定していたニーズだった。ツナギを着込んでヘッドライトを点け、伸縮ホーと移植ゴテを抱え、秋田市の女性Mさん共に床板が剥がされていく側から潜った。
入っていたのは川砂が1~3cm程度、表面はベタつく泥だ。何度も浸水したためか、布基礎がかなりうねっているところもあり、適度に均しながらテミに掻き出していった。

2018年5月秋田県大雨 秋田市災害ボランティア

そんな作業に集中しながらも、漏れ聞こえてくる近所の人の会話や、休憩時間に見て回った付近の様子から、わかってきた。床下がどうなっているのか気がかりな家は多い。潜在ニーズはまだまだありそうだ。そしてお手伝いは、多人数が力技でやるのではなく、依頼主とコミュニケーションを取りながら細く長くやっていくのがベターだろう…。

地域のニーズ(いや正確にいえば、その前の受援の心構えのようなもの)が紡ぎ出されていくのを見ながら、自分は再び床下に潜り完遂をめざす。マクロとミクロを同時に見るような、ちょっと不思議な感覚だった。

2018年5月秋田県大雨 秋田市災害ボランティア

今日は主要三部屋の泥出しを完了。床下を十分に乾燥させた上で次のステップに(数日後に)進むことになるようだ。つまり、ボラセンとしてのお手伝いはまだ続く。

隣家から声をかけられ、また新たなニーズが生まれていた。社協は今また、約300軒ほどのお宅の訪問を始めた。当初は市が浸水と認識していなかった地区でも被災が確認されているという(つまり、当初報道された被災戸数は実際より少なかったことになる)。

秋田市大雨の災害ボランティア、県外からでももう少し活動者が(水害ボラの経験があって自己完結できる人なら)足を運ぶべきだろう。

秋田で一番有名なうどんそば自販機(雑な紹介)。普通においしかったけど、それ以上にグッときたのは待ち時間表示がレトロなニキシー管だったこと。

2018年5月秋田県大雨 秋田市災害ボランティア

うん、そうだね。道の駅あきた港のお土産物売り場で。

2018年5月秋田県大雨 秋田市災害ボランティア

2日間のお手伝いの後、往復自力、秋田市集合でこの土日ボランティアしないか? とグループ(ボランティアチーム援人)で呼びかけをした。何人かが即応してくれた。

ぼく自身も、もう一度行くことにした。

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