「海の産屋 雄勝法印神楽」を観た

Posted on 2018年1月4日. Filed under: 映画 | タグ: , |

祭りのように短期的な便益だけでは説明がつかないものを、人はやり継いでいる。
東日本大震災で、祭りが行われていた地域の復興は早かったといわれている。

芸能は、生まれたそのときは時代に寄り添っていたはずだが、やがて様式化していき普遍の部分だけが残る。

2018年1月2日、映画「海の産屋 雄勝法印神楽」をポレポレ東中野で観た。

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津波で壊滅的被害をうけた石巻・雄勝で、その翌年行われた神楽を描いたドキュメンタリー。

祭りによる復興という(よくある、といっていい)見立てを想像した。描き方は淡々としたもので、正直途中までは退屈も感じた。

しかし終盤、海神(わだつみ)の娘・豊玉姫の身ごもりを描く神楽に、震災がなければ存在しなかったある象徴的存在が登場する。

あの災禍をも取り込もうとするしなやかさに、あっと声を出しそうになるぐらい驚いた。

芸能とは、普遍性と今日性、両方を含んでいるのでないか。だからこそ、ぼくら一人ひとりはその意義を説明し尽くせないものだが、集団的意志のようなものが人に受け継げと示唆しているのではないか。

観た後、題名の「産屋(うぶや)」は何層もの意味を持つのだとわかった。こういう描き方もあるんだなぁ。

東北、復興、民俗芸能などに興味ある人は観てほしい。

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