南相馬・小高:強い日差しの竹林伐採 今年初のなみえ焼そば(援人 2017年 0203便)

Posted on 2017年2月7日. Filed under: ボランティア | タグ: , , |

ボランティアチーム援人、2017年2月4日土曜日、南相馬市小高区(旧避難指示区域)でのお手伝いの記録。

ファミリーマート南相馬小高店前、夜が明けかかる頃。

南相馬市小高区で災害ボランティア(援人 2017年 0202便)

小高。ボランティアセンターの拠点としてお借りしていた小松屋旅館さんの解体が進んでいる。

センター長、朝礼の言葉。

「今日初めてのボランティア参加者は? (3人手が挙がる) 原町からですか。このボラセンには標語がある。できる人が、できるときに、できることを。決して無理をしない、怪我をしないように。楽しく有意義に。動機は色々あるだろう。不純でも結構、結果がよければ。
最近また学生さんのボラが増えてきた。卒業までを有意義に、参加してほしい。単位が足りないからという学生もいたが、動機はどうでもいい。復興が前に進めば。女性で内勤希望という人もいる。現場がわかってないと難しいが。センターとしても体制を強化していきたい。」

広大な面積、そして高低差もあるお手伝い先で竹林伐採、2回目、まだまだ序の口だ。終わりは見えない。

南相馬市小高区で災害ボランティア(援人 2017年 0202便)

しかし6時間、強い日射しの下初夏のような暑さを感じながらがんばった。いつもより2人少ない8人のメンバーで。

南相馬市小高区で災害ボランティア(援人 2017年 0202便)

珍しくややバテた。いつもは後半にかけて調子が上がり、最後はエネルギーを出し切れる感じだが、そうならず。暑さのせいか、平日の疲れが残っていたのか。
最初から最後まで枝打ちと玉切りをしていたが、終盤は腕が脱力して非効率になってきた。ジョブローテーションを呼びかければよかった、と反省。

15:30、タイムアップ。

南相馬市小高区で災害ボランティア(援人 2017年 0202便)

ぐはぁ、これは本格的に終わる気配見えない。それにしてもかなり広い現場だ。環境省が回収してくれる期限だという2月20日までには到底終わらない。2月末も厳しいだろう。
まあ、最後まで必ずぼくらのチームで受け持とう。

ヒヤリハット。前半、倒れてくる竹の見切りを誤り、手に接触。面倒がらず十分に避難すること。後半、慣れもあって適当に投げた竹がKさんに直撃しそうに。強く反省したい。

高野病院、4月以降の院長が内定したと。ラジオ福島のニュース。

南相馬で腕が痺れるほどお手伝いした後は、雪の残る飯舘村を越えて二本松、杉乃家さんへ。

今年初めてのなみえ焼そば。変な感覚だけど、やっと年が明けたなぁと感じた。

南相馬市小高区で災害ボランティア(援人 2017年 0202便)

本来なら福島の海沿いにある浪江町のなみえ焼そばを、中通りの二本松で食べられるのには理由がある。二本松に沢山の浪江町民と共に避難してきた芹川夫妻が、ここで勇気を出して再起してくれたからだ。

震災がなければ、ぼくはなみえ焼そばを口にすることはなかっただろう。
本当においしい!!!

頭の中の混沌を秩序立て、安眠するために書きつける文章。

ユマニチュードの本を読んでいる最中、こんな挿話に引っかかった。

筆者がケアの現場でやっている「相手にいきなり触れない」「安心させるために自分の顔に触れさせる」といった実践について記録映像を発表したところ、ある動物学者が、「あなたのやっていることは人間よりサルに似ている」と話しかけてきた。侮蔑のニュアンスがあったという。

人間には理性や洞察力がある。一方で言うべきことを言わず、言うべきでないことを言い、コミュニケーション不全を平気で起こしたりする。
人間は人権や平等についての知識がある。しかし困窮状態にある人を見ても黙殺したりする。

ぼくは自分が被災現場で散らばったゴミを四つん這いになって「手」で掻き集めるときのなんともいえない感覚を、上述の「サル」という形容で思い出した。よいことでも悪いことでもない、ただやりたい、必然だ、という感覚だ。

これを「ヒューマニズム」と呼ぶのだろうか。

いや、身体でわかっている行為をした人を動物学者が「サル」と呼んだように、もっと低位の(劣っているという意味ではない)出てこざるを得なかったもの、じゃないだろうか。

アンラーニングが必要じゃないか? と思う。
そのためには、たとえば地面に這いつくばることが重要じゃないだろうか(比喩としても、実践としても)。

メンバーの振りかえりから。

「玉切りした竹を積んだところ、竹が生えているところにもかかってしまった。完成形のイメージをしっかり持って作業したい」

「朝の小高の街、犬を連れて散歩、普通の街に少しずつ近づいてきたな、と思った」

「切った竹、上でつるで絡んで倒れないものがいつの間にか倒れることも。安全確保が難しい。影響範囲に人がいないようにするのも、狭いので難しい」

「場所が狭く、竹の上を歩くしかないカオス。8人だったので人数少ないせいもあるか。効率を求めようとすると自分の作業に集中してしまう。もう少し人数に余裕あるとやはりいい」

「2月20日まで、活動はあと2回。できるだけ多く切って依頼者の負担を減らしてあげたい」

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