「ハムレット」(野村萬斎 2003年 世田谷パブリックシアター収録)

Posted on 2017年1月6日. Filed under: 演劇 | タグ: , |

DVD「ハムレット」(2003年 世田谷パブリックシアター収録)を観た。

正月に観ようと思ったがすぐ寝てしまい(笑)、数日かかって観たもの。

主演(ハムレット)は野村萬斎 a.k.a. シン・ゴジラの中の人。
彼が演じるハムレットはかなり激情型だ。「尼寺へ行けぇーっ!!!」(絶叫)という具合。正直あまり感情移入できないタイプだなぁ、と感じながら観ていた。

2017-01-05 22.14.26

全体的に配役が全体にマッチョな印象だ。叔父クローディアスが強そう。さらにポローニアスは一番喧嘩が強そうだ。全員強面のイメージだから、懊悩があまり伝わってこないのだ。
全キャストが男優だが(調べてみると、元々シェークスピア劇は男優だけで演じていたそうだが)、女性役は女形のように様式的ではなく本当に女性的に振る舞っている。特にオフィーリアはとてもいい。演じた中村芝のぶは歌舞伎役者だという。

津嘉山正種が先王(亡霊)・座長・墓掘りと、三役も演じている。彼の声や存在感はとても好きなのだが、三役を一人でやっているのは一体どういう意図なのか。特に父王と座長を一人が演じるのは、元の話にはない別の意味を生み出してしまいそうだが。

自分がなぜハムレットをこんなに観たいのかわからない部分があるが、ハムレットという非常に多義的で深淵な人物をイメージにぴったり合うかたちで観たいという願望は少なくともあるようだ。
その意味で、萬斎ハムレットは残念ながらちょっと期待外れだった。

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