台風10号 岩手・岩泉:お婆ちゃんの生きがいの畑を片付ける(援人 1104便)

Posted on 2016年11月18日. Filed under: volunteer | タグ: , , |

ボランティアチーム援人、2016年11月5日(土)・6日(日)、台風10号による豪雨災害の岩手県岩泉町でのお手伝いの記録。

1日目、安家産直からすぐのお宅で畑への流入物の片付け、さらに家屋周りの漂着物の片付け。夕方はうれいら商店街を散策。
2日目、安家洞の入口付近に流れ込んだ土石流を取り除く重機系作業。帰路に就く前、一部再開したばかりの道の駅いわいずみに行き、今回の台風10号被害で最大の犠牲者を出した施設「楽ん楽ん」で手を合わせる。

いよいよ残り少なくなってきた岩泉町でのお手伝い、この便も力をしっかり出し切ってお役に立てたと思います。

いつも岩泉のSさんには大変お世話になっているので、今回も日本酒を持って行こうかと。

で、ふと気づいて弊社から歩いて20秒の日本酒専門店に行ってみました。灯台下暗し。(-_-;;
「岩手の人に持って行くんですが、何かないですか?」と聞いたところ、このお酒が出てきました。

台風10号被災 岩手県岩泉町で災害ボランティア(援人 1104便)

関山(かんざん)純米大吟醸。平泉でお酒を造っている蔵元だそうです。試飲させてもらったけど、おいしかった! 今週はこれを手土産にしよう!

安積PAに酪王カフェオレドーナツがない…。なんか別の並べられてごまかされていた(涙)。

盛岡から岩泉に向かう455号線、気温6度。雪はまったくなし、小雨。

台風10号被災 岩手県岩泉町で災害ボランティア(援人 1104便)

チラッと牛の群れが見えた。

台風10号被災 岩手県岩泉町で災害ボランティア(援人 1104便)

朝。安家産直前の畑中商店で。お手伝い前のおだやか買い物タイム。

台風10号被災 岩手県岩泉町で災害ボランティア(援人 1104便)

時間もエネルギーも尽きそうなときには、その日考えた一番重要なことを書きたい。

岩手・岩泉の田んぼや畑が心配だ、という話。

今日、岩泉町安家のあるお宅で、田んぼに水と共に流れ込んだ大量の流木(大きな幹から細片まで)などを取り除くお手伝いをした。

台風10号被災 岩手県岩泉町で災害ボランティア(援人 1104便)

去年の今ごろ、ぼくらは毎週茨城県常総市でお手伝いをしていた。家屋の泥出しが落ち着くと共に、長大なビニールハウスや田んぼに流れ込んだ泥や砂利などを取り除くお手伝いを数多くやった。

当時、社会福祉協議会が運営するボラセンは田畑は対象外だとして、その活動を終息させようとしていた頃の話だ。

盛岡から455号線を岩泉中心部へ向けて走ると、被災が酷い小川(こがわ)地区を通るが、車中から見える田畑は泥が入ったままひび割れ、水と共に流入したさまざまな生活財なども転がったままだ。

ここは誰が手伝って復旧するんだろう、と通る度に考える。

岩泉には冬が迫っている。そして、田畑の片付けは一刻も早く進めなければ次の作付けなどができないはずだ。

被災材撤去のために重機で押し潰してしまえば農地としての再利用は難しい。困難であっても人手で、つまりそれなりにタフな集団が人海戦術で片付けていくことが有効なはずだ。

岩泉の田畑の復旧は誰が主体となってやるんだろう。時間はあるのか。とても気になっている。

スーパーまつやで、菊地マキさんの「青豆すっとぎ」などを購入。

台風10号被災 岩手県岩泉町で災害ボランティア(援人 1104便)

中松屋さんのケーキ「マロン」、うまい…(モンブランはちゃんと別にある)。クリームに栗の渋みまでかすかに入ってる。

台風10号被災 岩手県岩泉町で災害ボランティア(援人 1104便)

生菓子っていうのは、生菓子が劣化しない圏内でしか食べられないわけで。
幸せな岩泉の夜。

岩泉町の朝。アップダウンに富んだこの町のランニングは、慣れてくると楽しい。今日は晴れ上がって空気は冷たそう。

台風10号被災 岩手県岩泉町で災害ボランティア(援人 1104便)

今朝の岩泉。おぉ…紅葉のピーク。

台風10号被災 岩手県岩泉町で災害ボランティア(援人 1104便)

そして今朝の岩泉安家。「すべる!!」。

台風10号被災 岩手県岩泉町で災害ボランティア(援人 1104便)

岩手・岩泉町での二日めのお手伝いは半日だけ、日本最長の鍾乳洞といわれる「安家洞(あっかどう)」の入口周りの復旧のお手伝い、土石流の掻き出し。

台風10号被災 岩手県岩泉町で災害ボランティア(援人 1104便)

(※安家洞はもう営業再開しています。年内は11月末まで。自然が素晴らしい安家へぜひどうぞ)

振り返り。

初日、安家産直から歩いて3分。一人暮らしのお婆さん宅(息子さんお孫さんが宮古から応援に)で畑の漂着物片付け。OPEN JAPANさんは1日作業と見積もったようだが、表面だけだったので1.5時間で終わるメドが立った。追加で枯れた草などもできるだけ撤去する。
午後、家屋周りの流木、木片、生活財などの片付け。ここは不明者捜索で重機が入った箇所もあり、土中にさまざまなゴミが混ぜ込まれており、掘れば掘るだけ出てきた。最後に、薪が流失してしまった隣家に木材を運び、お手伝いはきれいに終了。
こんなにきれいになるなんて、と息子さんには何度も感謝された。軽作業でも重作業でもなく、中ぐらいの強度の作業。細かい部分があると自分の世界に入ってしまう人がいるため、中野は全体を見ながら仕上げの平準化を心掛けた。

夜、食事の際にSさんがぜひ町の有力者に皆さんのような存在を知らせたいと安家出身の副町長に電話していただいた。その心遣いが嬉しかった。

二日め、安家洞脇の土石流掻き出し、大きな岩多数、まさにオールアウト案件。2時間あまり、休憩は1分だけで力を出し切る。キツい中でも頭を使い、崩れ具合を見ながら掘る場所を変え、労力対効果をよりよくできたはず。
あと1時間あれば粗くてもニーズ完了できただろう。前日からニーズはわかっており、もう一歩踏み込んで8時からの勝手スタートを交渉しておけばよかった。10人×1時間の作業量はデカいのだ。わざわざ遠方へ行くのなら「作業時間をできるだけ長くできないか」は常に真剣に考えるべき。

道具について。1日め、畑表面の漂着物削ぎ取りにはやはりホーが役立った。2日め、ゴツい岩石混じりの土石流が相手。バールでほじくる、ホーや手で掻き込む先としてガルバ鋼テミが激しく使えた。この種のお手伝いでは必須だと再々々…認識。

お手伝いと入浴を終え、仮営業を始めたばかりの道の駅いわいずみへ。名店中松屋さんの和洋菓子、龍泉洞ビール、短角牛カレー、地元野菜などがんばっている品揃え。館内の大半は泥出し後の修繕待ちのようで、見学できるようになっていた。浸水跡は1.5mほどの高さ。

台風10号被災 岩手県岩泉町で災害ボランティア(援人 1104便)

その後、多数の犠牲者を出した楽ん楽んに行って手を合わせた。この辺りの浸水の高さは3mぐらいだった。

メンバーの感想から。

「お手伝い先の隣のお宅は、すきま風対策か、板で修繕をしていた。寒そうだった。これから寒くなる、地域の人たちが冬を越す準備ができるか」

「おばあちゃんの生きがいだという畑のお手伝いができてよかった。冬の先にある春を待ち遠しいものにしてあげられただろうか」

「3.11のときもご家族が犠牲になり、また今回も被災されたお宅のお手伝いができてよかった。小川や乙茂はまだまだに見えるが」

「311のとき、現地の子どもはボランティアをどう感じるか気になった。大変そうな顔ばかりでなく笑って手を振るなどしたいと思った。今日のお手伝い先、中学生のY君に少し世間話を。最初はなんだ?という雰囲気。が、最後は少し笑ってくれた。大変だけどがんばっていこうね、と話した」

もう見惚れるの3回めぐらいだから言っとこう。中松屋さんの紙袋のこのレトロな絵柄、トートバッグやTシャツにするといいんじゃないかな。

台風10号被災 岩手県岩泉町で災害ボランティア(援人 1104便)

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