三毛猫「おちゃか」のこと

Posted on 2016年6月1日. Filed under: |

2016年5月31日(火)朝、会社に来てからY君にメッセージを出した。

「日曜日、おちゃか(Y君にもらった三毛猫)が逝きました。
3日ぐらい前までは元気にしていて、急に食欲がなくなり、日曜、ぼくの傍で死にました。
昨日火葬を済ませたところ。
30代からだから、長かったなぁ。性格は悪いけど品があって美しい猫だった。
ありがとう。」

ochaka

朝、おちゃかがご飯を食べていたキッチンのカウンター(他の猫に横取りされないよう別の場所でやっていた)を布巾で拭いた。牛乳の飛沫が浸みついていた。こうして彼女がいた痕跡が消えていく、と思った。

朝が寂しくなった。3匹が2匹になっただけでなく、一番手がかかる猫がいなくなったからだ。
まず皿に餌を出してやり(おちゃかは高い缶を多め)、ほどよいタイミングで牛乳を出す。するとすごい勢いで飲む。自分の朝食を準備しながら目をやる。もっと飲むか? と見るとおう! と顏を上げる。パンにマーガリンを塗っていると舐めようと迫ってくる。小皿に少し取り分けてやる。目を細めてそれを舐め、パクつく。餌を食べるのもおそろかにならないよう、スプーンで盛り直してやる。──朝のそういうプロセスがなくなった。

月曜夜、おちゃかを焼いてもらった。
骨だけになった姿を見ると、体を「つ」の字型に折り曲げていた。足の骨は立派だった。尻尾の小さな骨はかわいかった。頭蓋骨はやはり尖っていた。

おちゃかはこんな猫だった

母親宅にいるときは二匹のオス猫の上に君臨するプライド高き女王だった。

ウチに来てからは一番格下になったが、それでも毅然としていた。
他の猫にいじめられないよう隔離したが、あるときから自分で居間の方に出てきた。

年とって痩せてからのくりくりした目。
鳴き声(ときに「風呂場に来い!」という大きな叫び声)。
牛乳、マーガリン、シュークリーム、ケーキなどを好きになっていった。
なぜか水の容器からでなくシンクに入って水を飲もうとする。
年老いて後ろ足の爪が出たままになってきたので、歩くとカツカツ音がした。
最近は、帰宅すると一番最初に小走りに玄関まで出てきた(すぐ引き返したけど)。

2016-02-18 20.09.04

最後の日、2016年5月29日日曜日

土曜日の深夜、南相馬から戻ってきて風呂に入るとやってきた。少し緩慢な動作で水を飲んだ。
風呂の蓋の上で落ち着こうとする。

その後何度も風呂に行こうとするので引き戸を閉め、自分の傍の毛布の上に寝かせた。

朝起きると、部屋のフローリングの隙間に寝ていた。

目の焦点が定まってない感じだ。体、特に四肢、下半身の体温が落ちている。
前夜は朝一で動物病院へ…と考えたが、無理だろう。

10時半頃、ちょっと呼吸の様子が変わる。
水を口の周りに塗ってみる。反応なし。
顎を撫でると乗せてくる。

考えを改め、病院を17時に予約。

13:06、大きく何度か伸びと痙攣をして、呼吸が止まった。
逝った、とわかったのは歯ぐきのピンク色が薄くなったから。

日曜日の昼、ぼくがいるときに逝ってくれた。

19年、生きてくれた。生きる様子を見せてくれたと言っていいと思う。

Ochaka

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