南相馬・小高:二件のお手伝いを完了 状況と感情のちぐはぐさ(援人 0506便)

Posted on 2016年5月10日. Filed under: Fukushima, Great East Japan Earthquake, volunteer | タグ: |

ボランティアチーム援人、0506便、2016年5月7日土曜日の南相馬市小高区でのお手伝いの記録。

朝、ボラセンのミーティング前に新しくできた新聞自販機を見に行った。扱っているのは福島民報と民友。それ以外は東町エンガワ商店へ、と貼り紙がしてあった。

南相馬・小高でボランティア(援人号0506便南相馬行き)


お手伝い一件目。
小高区西側のお宅で、家屋裏の杉林手前に茂る雑木や笹などの伐採、畑奥にある広葉樹の伐採(4本ほど)、玉切り、運搬、トンバッグ詰め。

チェーンソー、刈払機、切断機、発動機など必要そうなものは全て持参し、全部役立った。
問題もあった。家屋裏の灌木、笹などの伐採はノコや刈払機で対応できたが、大径木はチェーンソーでしか対応できず、専任となったK君に相当負担がかかってしまった。ぼく自身はチェーンソーの講習を受けたが実践で使ってない。だから躊躇したが、次回は対応したい。

南相馬・小高でボランティア(援人号0506便南相馬行き)

二件目。
小高神社のすぐ近くのお宅(家屋は解体済み。以前家屋がある頃お手伝いに伺ったことがある)で庭石の埋め戻し作業。先行してベテランT氏が率いる杉・竹などの伐採チームが入っていた。
30分だけのつもりで、結果16時までかかった。地中は竹の根茎だらけというかなりキツいスコップ作業。しかし依頼主が望んだことであり、大汗かいて「完了」にできたのはよかった。

南相馬・小高でボランティア(援人号0506便南相馬行き)

作業終了は遅くなったが、何人かのメンバーの熱い希望により、はらまちユッサでの入浴を30分で済ませて夕食は二本松・杉乃家さんへ。


コントラプンクト(対位法)というやり方がある。たとえば映画では、登場人物が絶命する悲惨なシーンに軽妙な音楽を被せることで悲しさをより際立たせるといったやり方だ。

ぼくの金曜23時から土曜の19時にかけては、この対位法のような“状況と感情のちぐはぐさ”に支配されている。

23時過ぎ、南相馬行きキャラバンが出発する八重洲には酔ったサラリーマンたちの騒ぎ声が響いていた。彼らとぼくら、どっちかが場違いだと感じる。

小高のお手伝い先のお宅は、のどかな田園地帯にあった。しかし今は無人で、依頼の詳細を確かめるため電話すると、埼玉に避難中だという女性は電話口で行けなくて申し訳ありませんと何度も謝った。

ハードな作業を終え、はらまちユッサ(日帰り温泉)で体を伸ばす。しかしそのとき反芻するのは、お手伝い中に見たもの寂しい光景の数々だ。

二本松へ向かう車中。美しい飯舘村の山裾に切り開かれた田んぼ跡には、無数の黒いフレコンバッグが並ぶ。しかし稼働中の工場やコンビニなども見える。明暗ないまぜ。混沌としている。

夕食は二本松・杉乃家さん。浪江町から避難された芹川さん夫婦がもう5年もやっているお店だ。

南相馬・小高でボランティア(援人号0506便南相馬行き)

なみえ焼そばはもちろんとてもおいしい。
そしてほぼ1日これだけの明暗、感情の振幅を引き受けた後だから、焼そばの味は「特別」なのだと思う。

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