茨城・常総:石塚さん宅でのお手伝い 家に写しこまれた人の気配が消える(援人 0207便)

Posted on 2016年2月10日. Filed under: volunteer | タグ: , |

ボランティアチーム援人、南相馬行き0205便に続いて常総行き0207便、2016年2月7日日曜日のお手伝いの記録。

鬼怒川水害の茨城県常総市若宮戸で。

昨年12月後半からお手伝いに通っている石塚さん宅の母屋で、この日はすでに床板を外してあった部屋の根太、大引、束石などを外していく。押入れや作り付けられたタンスの骨格も取り外す。

援人号0207便常総行き

中央の束石に家の着工時期やご家族の名前が掘られていた。これが四方から見えるようになると、全部の面に複数の人の名前が彫ってあることがわかった。ご家族が順繰りにやってきてはそれを眺め、ひとしきり話をされている。

お父さんの話が印象的だった。
家を建てはじめたのは冬の時期。この束石のコンクリートが固まるまで、夜は近くで火を焚いて守ったという(夜間など冷えすぎると気泡が入ってしまうそうだ)。その情景が目に浮かぶようだった。

お昼を挟んで、ついに大きな居室二間を取り巻く廊下の板を剥がしていくことになる。
昼食は、これから消えていくことになる日当たりのよい縁側に上がらせてもらって食べた。

援人号0207便常総行き

お手伝いが終わると、家の内部は先週以上に着工初期のような素の状態に戻った。
同時に、足元の土基礎部分からは冷気がどんどん立ち上がってくる。

援人号0207便常総行き

人の起ち居を想像させるようなディテールはほぼなくなってしまった。

家がただの無機質な箱であるなら、壊す作業で心が痛んだりしないだろう。実際には人の生活、土地の風土まで写しこまれている場所だから、作業の手が何度も鈍ることになるんだろうな、と考えた。

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