南相馬・小高:津波被災地の白鳥 除染現場と隣り合わせのお手伝い(援人 0115便)

Posted on 2016年1月18日. Filed under: volunteer | タグ: , , |

ボランティアチーム援人、0115便、2016年1月16日土曜日、南相馬市小高区でのお手伝いの記録。

早朝。南相馬市内は、前日降ったという雪が、日陰など溶けにくいところを中心にところどころで残っていた。

南相馬市小高区(避難指示解除準備区域)で災害ボランティア(援人 0115便)

これ、東北エリア限定かな? 道の駅南相馬近くのセブンで発見。ちゃんと宮城の工場で作ってる。

南相馬市小高区(避難指示解除準備区域)で災害ボランティア(援人 0115便)

コンビニでの朝食後、小高の海側、村上海岸よりやや南あたりで白鳥ハントについに成功。よかった。

南相馬市小高区(避難指示解除準備区域)で災害ボランティア(援人 0115便)

しかし同時に、小高沿岸の瓦礫ものぞく溜め池に浮かぶ優雅な姿は、もの寂しい感じがした。

この日の天気は曇り、雪、のち晴れ。最後は小高らしい晴れ(ぼくらが勝手に名づけた「小高晴れ」)となった。

一軒目、高台のお宅で庭木伐採、単管パイプで作った果樹棚の解体・搬出など。切る切らないが不明瞭なものがあり依頼主に電話、しかし不在。次いでセンター長に来てもらうが依頼票記載以上の情報なし。曖昧なままの“完了”となった。依頼がクリアであれば、1時間半でしっかり完了できたはずだが…。

南相馬市小高区(避難指示解除準備区域)で災害ボランティア(援人 0115便)

このお手伝い宅周辺は除染真っ最中で、ぼくらと同じような作業を2~3倍以上の人数でやっていた。

二軒目、依頼宅へ行き、不在だったため依頼主に電話。作業日の行き違いがあり、空振り。
センターに戻り再アサイン。雪が降りはじめた。

南相馬市小高区(避難指示解除準備区域)で災害ボランティア(援人 0115便)//embedr.flickr.com/assets/client-code.js

ベテランのOさんをリーダーとするチームの竹林伐採の応援と決まった。

三軒目は竹林伐採フルセット、伐倒、運搬、枝打ち、カッターでの玉切り、ウッドチッパーでの粉砕、トンバッグ詰めまで。複数の作業が並行してやや混乱したが、ボトルネックが出ないよう、メンバー間で調整しながらよく動けたはず。

南相馬市小高区(避難指示解除準備区域)で災害ボランティア(援人 0115便)

一軒目、二軒目では時間のロスがあったが、鬱蒼としていた竹林の伐採までは完了、区切りをつけることはできた。

(以下、土曜日の深夜にFacebookに投稿した内容ほぼそのまま。)

何かに対してYes・Noの態度を明らかにすることは実は簡単だと思う。
大方Yesだが、小さなNoを押し潰さず抱え続ける、といったことが難しい(その逆もだ)。
その緊張感や執念深さが、知性の要件の一つかもしれない。

ぼくはもう災害ボラを5年続け、うち4年は南相馬に通っているが、そこで自分がやっていることを全部肯定しているわけではない。

今日のお手伝いを終え、自分が感じた小さなNoに注目してみたいと思った。

避難指示解除に向け住宅除染が急ピッチで進む小高では、除染作業員とボランティアの作業現場が隣り合わせになったり、作業が前後することも珍しくない(1年ほど前から特に増えてきた)。

災害ボランティアとして、除染作業員と共に働きたいか?
その問いに、一点の曇りもなくYesと答えることができない。

例えば隣接した現場で作業しているとき、なぜぼくらが無償で彼らは仕事としてやっているのか、という素朴な疑問が湧いてくる(断っておくが大きな疑問ではない。ただ解消できないモヤモヤとして残り続けるということだ)。

今日のお手伝い先では、除染作業をする彼らがユニック車にフレコンバッグを積む作業をしていて、それが道を塞いでいたことから、現場の責任者と言葉を交わした。ぼくらが依頼された作業内容を説明すると、

「このお宅にはまだ住宅除染の同意書への判子ももらってないので、私たちはこのお宅の敷地に立ち入れない。
ただ、あなたたちが依頼された庭木伐採をやってそれを持参したフレコンバッグに詰めると、私たちはもう一度こちらの(黒い)フレコンバッグに詰め直すことになる。二度手間になるので、できれば積めずに残置してもらえると助かる」

と言われた。

作業のスムーズな引き継ぎができれば依頼主にとってはいいことだ。なので納得したのだが、やはり小さなNoは残るのだ。なぜぼくらは彼らと「協働」しているのか? と。

この話に結論はない。人にアドバイスを求めているわけでもない。
ただ、自分の小さな違和感を覚えておくために書いているものだ。

ネルソン・マンデラの、白人であれ黒人であれ国づくりに役立つレンガはいいレンガだ、という言葉を思い出す。

復興にも必要なプラグマティズムだと思う。

それはわかるんだけどなぁ。
願わくば、復興はボランタリーな力だけで行われてほしいと、ぼくは考えているのだろうか。
書いていてアホか、と思う。しかし同時に、だから自分はこれだけしつこく通っているだろう、とも思う。

ついでに書いておくと、今日ぼくらと隣り合わせの現場で作業していた彼らは、あまり有能ではなかった。個々人の動き、チームの連携、リーダーの仕切り。20人以上はいて、10人のボランティアより非効率だったのではないか。住宅除染はただでさえ遅れてるんだから、がんばってほしい。皮肉でなく、心底そう思った。

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