茨城・常総:浸水した果樹畑で片づけのお手伝い 「皆で早く遠くへ」という答え(援人 1004便)

Posted on 2015年10月9日. Filed under: ボランティア | タグ: , |

2015年10月4日日曜日、関東・東北豪雨での被災地、茨城県常総市でのお手伝いの記録。

どこかで災害が起こり、そこへ一回や二回行くのは「発熱」みたいなものだ。そこから先は、さまざまな誘惑や怠惰が妨げとなってくる。「それでも」と続ける決断を支える何かが必要。そういう時期になってきた。

ぼく自身は、やはり実際に被災された方に会うことがその「何か」になる。家へ帰れば清潔で温かい寝床がある自分は、多少無理しても死にはしない。が、被災され方々の心身が不調になったり、片付けを諦めてしまう前に少しでもお手伝いしたいと思うのだ。

茨城県常総市で水害ボランティア(援人 1004便)

(写真:元気村ボランティアセンター)

この日、車2台・16人のメンバーはAチーム6人(リーダーは中野)、Bチーム10人(共同リーダーはYさん・Mさん。床下泥出し経験者中心)と分かれ、A隊は鬼怒川の決壊箇所に近い三坂町、かなり大規模な農家と徒歩3分の果樹畑へ向かった。

A班がやった内容は果樹畑の事務所脇、浸水で散乱した被災財の片付け、畑内のゴミ拾い。加えて、農家チームが出した泥を運んでくるトラックの受け入れ。さらに追加の指示で、大量の土のう袋の土を事務所脇の低い地面にひたすら撒いて踏み固めること。

午後2時間は農家チームに合流し、敷地内にいくつかある小さな畑内の泥出しをやった。この日は別のある団体の傘下だったが、スコップ、テミなどの道具は不足気味で、やり方や達成レベルの説明がない。何人か見知った仲間が入っていたので真似してスタート。畑内を統括する人はなし、進捗は成り行きだ。そして16時にタイムアップ。最後、取り残された箇所をかなりがんばったが、2~3人がフル回転してどうにかなる量ではなかった。

人数は全体で30人以上いただろう。綿密な指示の下、チームワークを活かして進めればもっと進んだはずだ。2011年頃、ボランティアバスでの寄せ集めメンバーによる作業よりはましだったが。

茨城県常総市で水害ボランティア(援人 1004便)

(写真:鬼怒川の決壊地点とのこと。近くまでは行ってない)

以下の文章は、この日帰宅して寝る前にFacebookに投稿したもの。

茨城県常総市で水害ボランティア(援人 1004便)

(写真:お手伝い場所の果樹畑近くにも、被災財が山積みされた場所がいくつもあった)

「寝落ちする前に、これだけは。

常総は、まだまだまだまだ人手が必要です。

床上浸水した家屋の復旧には、おおよそ20人から50人の人手が必要なのです。そして常総には床上浸水家屋だけで4,400あるそう。だからどんな人でもいい、一軒あたり20人から50人の頭数に加わってほしい!

「頭数」呼ばわりされて、失礼な奴だ、自分には関係ないと感じましたか? でもね、あなたも対象なんだ。本当に困っている人が膨大にいるときは、沢山の人が無名の働き手にならなきゃいけないんだから。

さらに、今日ぼく自身がお手伝いして身をもって知ったことを伝えます。

常総ってどんな地域か知ってますか? 真っっっ平らな、広大な農地が方々に広がっていて、そこが沢山浸水被害に遭ったんです。この田畑の泥出しは、家屋の泥出しよりもかなり大変で、実に根気の要る作業なんです。

正直、この復旧のためのお手伝いは長期戦になるな、と今日痛感しました。

まだまだまだまだお手伝いが必要。1人でも多く、1日でも長く。
あなたも常総へ!」

茨城県常総市で水害ボランティア(援人 1004便)

(写真:真っ平らな常総の夕景はきれいだ。ただ地上に注ぐレンブラント光線は、浸水による土砂の埃のせいかもしれない)

今日のお手伝いを振り返って。

他のチームの下に組み込まれるのはボラセンの判断なのだから従う。しかしどうせ1日費やすなら、経験あるリーダーの下、ゴール意識を共有したメンバーと共にやりたかった。

全員が凡人でも、緊密なチームワークで働ける10人は寄せ集めの10人の2倍の成果が出せる。小高でのお手伝いを繰り返す中で学んだものだ。2倍の成果が出せるなら、同じ時間内でもう一軒のお宅をお手伝いできるじゃないか。

チームワークの価値がわかる仲間をもっと集めたい。困っている人を助けるため、ストイックに、合理的に働ける仲間のネットワークが一番大事だと痛感した。

「早く行きたいなら一人で行け。遠くへ行きたいなら皆で行け」というアフリカの諺がある。
それへの、現時点でのぼくの答え。「皆で早く、遠くへ行くことはできる」。そのためには自分自身がもっと謙虚に合理的にならなきゃいけないなど課題はあるけど、できる。

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