茨城・常総:二軒並行で床下泥出しのお手伝い 家は家族の思い出の収納庫だ(援人 0927便)

Posted on 2015年10月7日. Filed under: volunteer |

ボランティアチーム援人、2015年9月27日(援人号0927便)、茨城県常総市でのお手伝いの記録。
この日は八重洲から10人、現地合流2人、合計12人のメンバーで、元気村ボランティアセンター(私設VC)の下で活動した。

茨城県常総市で水害ボランティア(援人 0927便)

石下地区、隣接する二軒のお宅で床板剥がしと泥出しのお手伝い。チームを分割、同時並行で行った。

Aさん宅は床は後日貼り直すので全部剥がしてほしい、Bさん宅はできるだけ剥がさず泥出しだけしてほしい、と対照的な依頼で、進め方や役立つ道具も違うものになった。

Aさん宅では、男性メンバーが居間などの床板剥がしをする間、まずキッチン下に小柄な女性メンバー3人に潜ってもらう。さまざまな依頼があるが、今日は女性メンバーが多いことが幸いした。

茨城県常総市で水害ボランティア(援人 0927便)

進みは順調で、ご主人に他にもあれば、と尋ねると、追加で洗濯室などを依頼される。床下収納庫を覗くと大きな甕が三つが入っていたので外に運び出す。泥が積み上がるテミを運ぶなどサポートをしつつ、ふと庭先に出ると、ご主人と奥さんが甕を水洗いしながら思い出を語り合っていた。微笑ましく感じ、気持ちが和んだ。

先週お手伝いした別のお宅でも、床下収納庫には瓶、甕、食器類などが大切に仕舞われていた(そのときは残されてはどうかと提案してみたが、残念ながら全部処分という判断をされた)。家というのは、その家族の思い出の収納庫だ。床下も例外ではないんだな、と思った。

最後、キッチンの床、手強い合板床板剥がしを終え、破片や土砂を拾い集め、お手伝いは終了。息子さんから「一番大変なところを手伝っていただいて」と感謝の言葉をいただいた。

茨城県常総市で水害ボランティア(援人 0927便)

この日ぼくらは、床上20cmまで浸水したこのお宅の膨大な片付けリストのほんの一部をお手伝いしたに過ぎないのだが(謙遜でもなんでもなく、実際にお宅を見てみればわかる)。

それにしても。
豪雨による鬼怒川の堤防決壊から16日、ほぼ半月経っているのに、まだ床板剥がし、泥上げのニーズがあるという事実。被災の規模が大きすぎ、「初期」のニーズがずっと残っているということだろう。ぼくらもまだまだお手伝いに行きたいが、被災された方が毎日片付けをされている現状を見れば、平日に行ける人にぜひ行き継いでほしい、と強く思う。

ついでに。
二週にわたって小高(原発災害による避難指示区域)、翌日は常総と続けてお手伝いをし、人が発災初期フェーズの被災地へ行きたがる理由のいくつかを身をもって理解した。
まず、依頼主自身が率先して働いている。依頼者がいるので温かい言葉をかけてもらえる。個性的な支援者が集まっている。…と、“報酬”が多いのだ。これらに喜びや刺激を感じるのは、人間的だと思う。

それに対して、人が住んでおらず、依頼主がお手伝いに立ち合うことも少なく、支援側のメンバーも固定化してしまった小高では、そういった報酬はほぼ望めないことなのだ。つまり小高に通うボランティアたちは、極めて禁欲的な活動を耐えている。

ならばそれは反人間的だろうか? いや、より深い意味で人間的なのだと強弁したいが、もう今日は眠いのでやめておく。

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