関東・東北豪雨:茨城県常総市に行き被災規模に驚く(援人 0917便)

Posted on 2015年10月2日. Filed under: volunteer | タグ: , , |

シルバーウィーク間近、今回の関東・東北豪雨で最も被害の大きな茨城県常総市へ、平日だがメンバーYさんの車に5人乗り合いでお手伝いに行ってきた。

茨城県常総市で水害ボランティア(援人 0917便 関東・東北豪雨 2015年9月)

この日は雨の予報で、社会福祉協議会が運営するボランティアセンターは活動中止を宣言していた。そこでメンバーが動いてくれ、現地に早くから入ったフェニックス救援隊などが運営する民間ボランティアセンター(後に「元気村ボランティアセンター」という名前だと知る)をめざした。

現場に向かう途中で驚き、実感したこと。常総は広範囲に浸水の跡があり、局所的だった栃木とはやはり規模が桁違いだ。

茨城県常総市で水害ボランティア(援人 0917便 関東・東北豪雨 2015年9月)

自衛隊、消防、警察などが方々にいて、浸水して放置された車もちらほら見かけた。

茨城県常総市で水害ボランティア(援人 0917便 関東・東北豪雨 2015年9月)

そのお宅に着くと、時折強い雨が降る中だが、家族や親類の方々が何人も家財出しと片付けをしていた。廃棄物集積場へ運ぶトラックは2台、出たり入ったりを繰り返している。

ぼくら5人は、まず2m(!)近く浸水したという台所に入った。台所でさまざまな食器や調理器具を土のう袋に詰め、出していく。自分の目の高さより上の食器に水が溜まっているのは驚いた。
続いて畳の部屋へ、廊下へ、リビングルームへと進んでいく。沢山の土のう袋を作り、トラックに積み込んだ。

母屋を離れた二階建て納屋の家財出しでは、大量の段ボール箱が水に浸って弱っており、持つそばから崩れていった。水を吸った本や布団はものすごく重い。ティッシュのボックスすら重い。ある一角には写真アルバムが多くあり、それらは取り分けておいた(見る限り溶けて流れているものが目立ったが)。

廃棄物収集場がすでにパンク状態とのことで、家具などは途中から解体する。合板の家具は水に浸るともう使い物にならないんだな、と思った。

途中からは依頼主の知り合い5人がさらに駆けつけてくれ、冷蔵庫など大物もどんどん運び出していく。15時頃、今日の作業は一区切りということになった。

茨城県常総市で水害ボランティア(援人 0917便 関東・東北豪雨 2015年9月)

実際にお手伝いに参加してみて身に染みたが、大きな一軒家の一階部分全ての家財を出し切るのは、肉体労働に慣れた10人でも一日以上はかかる(しかもその後、床板外しや泥出しがある!)。

日が経ってないから多くのものはまだ腐ってない。しかし時間の問題で、一日も速く片付けるべき。また雨だから埃は少なかったが、晴れると粉塵がキツそうだ。

この家に限らず付近の家は全て、家の人たちが懸命に家財出しや掃除をしており、ぼくらボランティアは補充戦力でしかなかった。しかしお手伝いを終え、少しでも力になれてよかったと強く思う。

茨城県常総市で水害ボランティア(援人 0917便 関東・東北豪雨 2015年9月)

この日はこのTさん宅の後、別チームと合流し30分だけ浸水した印刷工場で廃棄物集めのお手伝いをし、帰還となった。

以下は、この日の自分の常総での体験を踏まえ、多くの人に呼びかけるためFacebookに投稿した内容だ。

【茨城・常総の被害は痛ましい、だけどボランティアはちょっと…と考える人へ】

今日(日付が変わったので昨日)、茨城・常総にお手伝いに行ってきました。そこで見たもの、やったこと、感じたことをここに書き、あなたにお願いしたい。

心身ともに健康で関東エリアに住む人は、シルバーウィークのうち1日でもいいので、茨城・常総にボランティアに行ってほしい。

お願いする理由は三つあります。

一つめ。
一軒の家が床上浸水すると、一階にあった家財はほぼ全部がダメになる。
その全部を外に出し切るのに、家族5人にボランティア5人が加わっても1日で終わるかどうか、という作業量だ。しかも復旧はそれでは終わらず、床板外し、泥出し、清掃などがある。つまりのべ20人~30人以上の人手が必要になるが、公的機関はこれを助けてくれない。

二つめ。
常総の被災地域は広大な「面」だ。とてもとても広い。見渡す限りの家が浸水被害に遭っている。復旧に20人以上の人手が必要な家が無数にあるのだ。人手はいくらあっても足りない。ぼくのこの呼びかけで動くであろう人の数など、大海の一滴ぐらいだ。

三つめ。
これは一番強調しておきたいことだが、常総の人たちは「かわいそうな被災者」ではない。今、どの家も家族総出で、近隣とも協力し合い、懸命に家財出しや泥出しをしている。家財は家に入った水ですでに匂いはじめている。時間との戦いなのだ。
そして見た限り、ボランティアの助けが入っている家はごく少数だ。

心身ともに健康なら、普段デスクワークをしている人でも、必ずそういう人たちの役に立つことができる。

今は「誰でも」力になれる段階だ。だからシルバーウィーク、1人でも多く、1日でもいいから茨城・常総にボランティアに行ってほしい。

ボランティア経験がない、乏しい人であれば「常総市災害ボランティアセンター」へ(話を単純にするために一択。初心者があれこれ考える必要はない)。最新情報をチェックし、できる範囲で装備を整え、行ってほしい。

常総市災害ボランティアセンター
http://joso.vc/
常総市災害ボランティアセンター
https://www.facebook.com/josovcenter

多数のボランティアで大混雑するかもしれない。それでも行かないよりはまし、という働きはできる。
茨城・常総にボランティアに行ってほしい。

お願い:
「他にも人手が必要なところはある」「長期支援も大切だ」といったコメントはしないでほしい。ぼくは自分の体を張り、見てやってきたことを元にシンプルなメッセージを書いた。どうか水を差すようなことはしないでくれ。
また、シェアしてくれるのはうれしいけど、「シェアします」といったコメントは不要。書かれても削除する。

この投稿は100件以上シェアされ、常総に足を運ぶ人の数を少しだけ積み増しできたはずだ。

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