南相馬:蕾から満開まで桜いろいろ のべ30人のお手伝いは完了(援人 0403便)

Posted on 2015年4月9日. Filed under: volunteer | タグ: , , , |

ボランティアチーム援人、福島県南相馬市小高区、福島第一原発事故による避難指示解除準備区域でのお手伝い、2015年4月4日土曜日(0403便)のメモ。

東京では桜は満開の時期を過ぎた。が、約280km離れた南相馬に足を運ぶ者には、もう一度桜を楽しむチャンスがある。Twitterなどで浜通り在住の人がアップしてくれる情報を見て、この便では短い時間だけど、いくつかの桜の名所をチェックしてみた(そして、たまたま見つけたものもあった)。

早朝。道の駅南相馬に隣接する高見公園の桜は、まだ大半が蕾だ。一分咲きといったところだろう。

南相馬・小高でボランティア(援人)

コンビニでの朝食の後、同じ原町区の夜ノ森公園にも行ってみた。こちらはもう少し開花が進んでいた。ソメイヨシノ以外にもさまざまな種類があり、春のショーケースのようだった。

南相馬・小高でボランティア(援人)

そして、小高神社だ。ここに寄るのが一番の楽しみだったが、南相馬の方のTwitter投稿で予習(?)していた通り、立派なしだれ桜がほぼ満開になっていた。

南相馬・小高でボランティア(援人)

4月から新拠点(旧・小松屋旅館別館)へと移った南相馬市ボランティア活動センター。新しいセンターでの初めての朝礼に参加した。松本センター長からは「当センターは何度もの引っ越しを経てきたが、また今日から新たな第一歩がはじまる。協力をお願いしたい」と挨拶があった。

南相馬・小高でボランティア(援人)

この日のぼくらのお手伝い先は継続のお宅と決まっていた。一週空いたが、0313便、0320便に続いて3回目。今日はいよいよ終わらせるぞ、という覚悟をもって臨む。

前回までに詰め終わったもみがらの小屋解体を依頼されていたので、メンバーにはジョイント金具のネジの口径に合う17mmのレンチまたはラチェットレンチ、覆い布を細断するためにカッターなどの用意をできる範囲で、と呼びかけておいた。
これらの道具に不足がなかったこともあり、解体はスムーズに進んでいく。

南相馬・小高でボランティア(援人)

小屋のパイプの解体、覆いの取り外しは1時間強で終わった。

南相馬・小高でボランティア(援人)

前回残置したトンバッグ17個と今回分を、軽トラ2台をフル稼働して集積場所に運び、積み上げていく。

残り作業は、トンバッグの運搬・積み上げと放牧場に面した牛小屋のわらなどの片付け。これなら丁寧に仕上げても終わるだろうな、というペースだった。
が、見通しが立ってきて気が軽くなったのか、依頼主は再度敷地内を見て回り(これまでは遠巻きに眺めていたのだが)、放牧場の横枠の取り外し、牛小屋全ての片付けなどもやってくれないか、と言う。そこまでならやれると思います、と伝えて、編成を組み直して作業にかかる。

放牧場の横枠は、太い針金をワイヤーカッターで切り、ペグのような太い釘はバールで外しながら取り外していく。
外した超ロングなパイプは、2人ペアになって集積場所まで運ぶ。
別チームは牛小屋内の藁、落ち葉、フン(乾燥していて臭いはなし)を、埃を浴びながらテミやスコップでトンバッグに流し込んでいく。

各作業場所でメンバーの動きに間断がないか、人が余ったり足りなかったりはないか目を配る。作業が複線化することで全体の見通しが曖昧になってきたのがマズい、と思った。“全体として終わらせられそうかどうか”が見えないと、メンバー1人ひとりも目の前の作業にだけ没頭して、ペースが落ちる傾向があるのだ。

14時過ぎ、休憩しながら全員で打ち合わせ。残務と担当を確認、仕切り直しをした。

南相馬・小高でボランティア(援人)
最後はメンバー全員がトンバッグの積み上げとブルーシートやネット掛けにかかる。このときは依頼主も自らトンバッグの山に上がり、指示を出すだけでなく作業そのものに入り込んでいた。楽しそうな様子に見えた。

思い出してみると、こういう経験は今までにもあった。ぼくらボランティアが働く姿を見るうち、依頼主が腰を上げ、自ら立ち働きはじめるのだ。今回の依頼主も、頭を悩ませていた大きな小屋の片付け・撤去が終わっていく過程を見て、自ら動きたくなったのだろう。少し前向きな気持ちになってくれたのならうれしいと思う。

最後の挨拶の際、こんなことも頼めるのかな…と、さらに2つの片付け仕事について相談された。もちろんできると思いますが、他にもニーズが山積みのようなので、再度センターに依頼してもらえますか、ぼくからも報告はしておきます、と伝えた。

後半の立て直しもあり、3回にも及んだ大きなお手伝いはスッキリ完了。10人×3回、30人で達成できたことだ。センターに戻る車中、顏に自然に笑みが浮かんだ。

—-

センターに昼食時に戻った際、またまた小高駅前の「アンテナショップ 希来」へ。今回はおいしそうな野菜を買ってみた。南相馬の人がつくったもの、いわきの人がつくったもの。サラダにする予定だ(→こうなった)。

南相馬・小高でボランティア(援人)

お手伝い先のお宅へ向かう途中、メンバーYさんが立派なしだれ桜を見つけた。
墓地を守るなだらかなドームのような樹形が印象的だった(帰ってから調べると「飯崎のしだれ桜」といい、とても有名なのだと知った)。

南相馬・小高でボランティア(援人)

お手伝い後、いつものはらまちユッサ(日帰り温泉)のドリンク冷蔵庫に異変が起こっていた!
強大な敵である酪王牛乳より前面に、南相馬・原町の松永牛乳(「まつなが3.6牛乳」「まつながコーヒー」)が陳列されているのだ。今までここで少量の松永牛乳を見かけたことはあったが、こんな並びは初めて。がんばれ! と心の中でエールを送った…。

南相馬・小高でボランティア(援人)

夕食は二本松・杉乃家さんへ。ぼくは翌日ハーフマラソンに出る予定があるので大食いは控えることにし、なみえ焼そばご飯セット。焼そばの美味しさはもちろんだが、甘辛のソースが絡んだ豚バラ肉と共にご飯を口に放り込む至福を味わった。

南相馬・小高でボランティア(援人)

東北道、トイレ休憩で立ち寄った大谷PAで、皆で皆既月食をしばらく眺めた。薄い雲の切れ目から、月が赤い色を帯びているのが肉眼でもわかった。

南相馬・小高でボランティア(援人)

さて、来週はどんなお手伝いだろう(ちょっと聞いてしまったけど)。

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