家財分別で“宝探し”を喜ばれる ビニールハウスを覆うほどの草を刈る(援人号 1115便)

Posted on 2013年11月17日. Filed under: 未分類 | タグ: |

援人隊、1115便(活動日:2013年11月16日土曜日)のお手伝いの記録。

朝、小高川を遡上する鮭の群れを見ることができた。朝日に照らされた水面の下、オスの鮭が力を振り絞ってメスを懸命に追い回す姿にしばらく見惚れる。

南相馬・小高で家財廃棄・草刈りのお手伝い(援人 1115便)

この日のお手伝いは二件。

午前中は、センターから車で5分ほどの個人宅での家財の分別、袋詰め、指定収集場所までの運び出しだ。

援人では、家財を捨てるお手伝いをする前にメンバーにいくつかの注意をしている。
まず「全部捨ててください」と言われても、機械的に捨ててしまないよう注意し、分別中に思い出になりそうな品、大切そうなものなどを見つけたら、勝手に判断せず依頼主に必ず確認すること。その際、「これは捨てますか?」と聞くのでなく「これは残しますか?」「これはどうされますか?」のように聞くこと。

被災者の方は“辛いから判断したくない”“ボランティアにあれこれ指示するのは申し訳ない”といった思いで、本来なら言いたいことを抑えてしまう傾向がある。特に捨てるものが沢山あるときはそうだ。だから細かく畳みかけるようにし、場合によっては判断を先延ばししてもらうことも大切だと思っている。

南相馬・小高で家財廃棄・草刈りのお手伝い(援人 1115便)

今回のお手伝い先では、捨てるものと残すものもしっかり選別されているのが印象に残った。何度も通っているのか家の中も比較的きれいに保たれている。

家財廃棄は気持ちがピリピリし辛いことも多いが、この日は大切な写真や金券などを見つけて依頼主に喜んでいただくなど、明るい瞬間もあった。
ただ、明るく吹っ切れた様子の女性だったが、少し話し込むと、震災・原発事故当時の記憶や将来への不安を 重い石のように抱えているのだとわかる。

この依頼主は、避難指示が解除されればきっと自宅に戻るつもりのようだ。
小高に戻るためのお手伝いができるのは、とてもうれしいことだ。一日だけお手伝いし、いっとき話を聞き、忘れないでおく。それがボランティアにできることだ。

午後はある農地での草刈りだった。
ニーズは“使えなくなったビニールハウスを解体してほしい”というものだが、そのハウスが見えないほど生い茂った雑草を取り除かないと解体作業ができず、前作業として草刈りが必要なのだ。

南相馬・小高で家財廃棄・草刈りのお手伝い(援人 1115便)

大きく長いハウスが8棟。刈払機を使うメンバーは7人。時間は2時間しかなく、広い敷地を全て終えることができるか不安があった。はじめてみると、ハウス内では太い幹になるまで発達した作物との格闘を強いられ、もうもうと舞う土埃、意外な蒸し暑さにも参った。

が、15時過ぎには解体作業の邪魔にならない程度の草刈りは終わり、一応の区切りをつけて次のチームに引き継ぐことができたと思う。

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