泥上げ 立木の伐採 そして一日だけ小高に戻った人たちを見る(援人号 1026便)

Posted on 2013年10月28日. Filed under: 未分類 | タグ: |

援人号1026便(活動日:2013年10月27日日曜日)、お手伝いの記録。

関東や東北への直撃が心配された台風27号が去った日曜日、小高は快晴、そしてほぼ無風で、結構汗をかき消耗しながらの作業となった。

お手伝い先は、ボランティアセンターから約1kmほど内陸にある、田畑に囲まれた高台のお宅。ニーズ票には「立木・庭木の伐採、排水溝の草刈りと土上げ」とあった。

午前は、この排水溝周りの草刈りと泥上げに全メンバーで集中する。
ご主人によれば、震災前は組合で交代しながらやっていたが、現在周りの住民は方々へ避難し、今も日中立ち入りしか許されない中では手がまわらない、とのことだった。

南相馬市小高区でボランティア(援人 1026便)

午後は家周りの立木の伐採へ。

ナタやノコギリで切れる木をまず片付け、次にチェーンソーで切った太さ30~40cmほどの木を男性メンバーが軽トラに乗せて指定の場所へ運び、そこで別のメンバーが枝を切って集積しやすくまとめる。陽が照りつける中での枝の伐採は重労働。しかし女性メンバーを中心によくがんばり、なんとか終えることができた。

南相馬市小高区でボランティア(援人 1026便)

見事な盆栽が多数置かれた立派な庭があるこのお宅で、ご主人はなぜ立木を切ってしまうことにしたのか。その理由は聞きそびれてしまった。
お宅の中は、いつ戻ってもすぐ暮らしはじめられるのではと思うほどきれいに整っていた。初老の依頼主は日中はほぼ小高のこのお宅で過ごし、夜は仮設住宅に寝に帰っているという。

しかしこのお宅は小高でも比較的放射線量が高い場所にある。
この時期、再編された福島の避難指示解除区域の中で、田村市の都路地区が11月に初の「解除」となる予定だったが、除染をしても線量が下がらない場所があり、住民が不安の声をあげている、とのニュースがあった。
この地域も、除染が効果を上げるといいが…。

この日は小高区の「復興文化祭(秋祭り)」があり、避難中の住民の方々が1日だけ町に戻る日だった。
(数日前、避難中の方がにTwitterで「曲芸飛行や夜5時から塚原で復興花火大会もありますし、駅前から続く大通りでは屋台等も出ています。是非活動の合間や夜に小高住民の心意気を見てください」と教えてくれていた。)

南相馬市小高区でボランティア(援人 1026便)

災害後の小高の姿しか知らないぼくらにとって、子供の姿や二組以上の人たちを見るのはとても珍しく、不思議な気持ちだった。今日戻ったカップルや若い夫婦の1~2割でもいずれ小高に戻ってくれれば…と思う。

そのためにこそ、ご自宅に帰りたい人の心が折れないよう、帰還の日までの希望をつなぐ小さな助けになるよう、お手伝いを続けるのは大切なことだ。

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