南相馬市小高区 倒壊した大きな小屋を解体する(援人号 0621便)

Posted on 2013年6月30日. Filed under: 未分類 | タグ: , |

ボランティアチーム援人、2013年6月22日(土)、南相馬市小高区でのお手伝いの記録。

この日、センターからそう遠くないお手伝い現場に行くと、家屋の裏に広い空地があり、敷地の端で全長10mほどの瓦屋根の建物が隣の家の側に倒れこんでいた(後で伺ったところでは、製糸工場として使われていたという)。

小高ではこういう家屋は「環境省がやってくれることになっているから」と残されている例も多いが、このお宅では事情があり7月の相馬野馬追までには片付けたい、とのことだった。

南相馬小高区で小屋解体のお手伝い(ボランティアチーム援人)

ぼくらはこれまで、倒壊しかかった小屋などの解体経験は何度かある。が、この建物の大きさは数週間前にやった物置小屋の二倍以上の長さがあり、側壁もしっかり残っていた。

県南に避難中だという依頼主(年配の女性2人)が軽自動車で到着し、「ともかく自宅側に引き寄せたい。分別などはいいから」と達成条件を聞いて、いつも以上に気を引き締めて作業にかかった。

まずはリレーで大量の瓦を外していく。

南相馬小高区で小屋解体のお手伝い(ボランティアチーム援人)

瓦を全て剥がし終わった屋根。改めて見ると、やはり相当長く感じられる。

南相馬小高区で小屋解体のお手伝い(ボランティアチーム援人)

屋根を分解していく。釘だらけの部材もあり、声をかけあって細心の注意を払う。

南相馬小高区で小屋解体のお手伝い(ボランティアチーム援人)

作業は思った以上にハイペースで進み、昼前には屋根は骨組みを半分残すだけになった。かなり太い柱もあったので、講習で扱いを覚えたNさんがチェーンソーで切っていき、作業を進める。

南相馬小高区で小屋解体のお手伝い(ボランティアチーム援人)

屋根をどかしてみると壁が倒れこんでいた。太い柱に竹をつがって土を塗りこめてあり、分解はなかなか困難だ。それをどかすと、隣家との境界に側溝が隠れていることがわかった。

14時45分。
解体したものの分別はしていないが(依頼主の指示通り)、解体はなんとか終わった。側溝に詰まった泥の掃除もしっかりやり、隣のお宅との境界がクリアに見えるようになった。

なんとか依頼を終えることができた。

南相馬小高区で小屋解体のお手伝い(ボランティアチーム援人)

依頼主のお2人は、おにぎりや冷たいお茶、和菓子、食後のコーヒーなどを差し入れてくれた。前日から準備し、この日は朝6時に起きてきたという。どれもおいしく、ありがたかった…。

お手伝い後、道の駅南相馬でお土産を買った(最近は種類豊富な漬け物を順繰りに買っている。南相馬の味噌漬けはどれもおいしくてご飯がすすむのだ)。

南相馬小高区で小屋解体のお手伝い(ボランティアチーム援人)

二本松のいつもの杉乃家さんで夕食。この日はソースカツ重(と、もちろん浪江焼きそばも)、

南相馬小高区で小屋解体のお手伝い(ボランティアチーム援人)

この日、お手伝い先の依頼主は仰った。「(復旧が感じられない)このままじゃ…。半分も戻れば…(いい方じゃないか)」。震災からもう2年3ヵ月。旧警戒区域が解除されてから1年2ヵ月。

ボランティアは町の再興の当事者ではもちろんないが、ほんの少しでも「半分」を「過半」に押し上げるお手伝いができれば、と思う。

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