気仙沼で「南郷ドブ上げ大作戦」に参加してきた話(震災復興ボランティア4回め)

Posted on 2011年6月6日. Filed under: 未分類 | タグ: , , , , , |

気仙沼での震災復興ボランティアも4回め、今回は「南郷ドブ上げ大作戦」に参加してきた(…という作戦名は、現地に行ってはじめて知ったけど)。
今までのボランティアの記録は「kesennuma」タグからどうぞ。

これまでボランティアバスでお世話になっているのはレーベンコーポレーションさん(茨城県小美玉市)。参加者にとても心配りをしてくれるので、お勧めです(今週以降も当分気仙沼行きバスを出すそうです)。

★茨城発☆ボランティア バス☆進行中!!★
http://rebencorporation.blog.fc2.com/

今回の作業は、南郷という地区でドブさらい。

南郷ドブ上げ大作戦, 気仙沼でボランティア Mud dredge volunteer at Nango, Kesennuma, Miyagi pref.

現地に着くと、駐車場に作戦本部みたいなテントが。到着したボランティアはそこで受付をし、担当地域を割り振られ、本職の方に簡単な指導を受けて作業、終わったら本部で新たな担当地域をもらう、という流れ。昼食もボランティアによる炊き出しで賄われる。この日は各地から200~300人のボランティアが集まるという話だった。

レーベンバスのチームは8時前には現地に到着。本当は10時スタートだけど、交渉してすぐに作業に入ることができた。

作業内容は、まさにドブさらい。以上。…という感じなんだけど、もうちょっと詳しく書こう。
この地区は、震災で2~3mほどの津波の被害に遭った。その際に流れ込んだ瓦礫・土砂の片づけはかなり終わったが、側溝に油や瓦礫混じりの泥が残っており、ところどころ詰まっている。これを掻き出し、土のう袋にどんどん詰めていくのが今日のミッション。

南郷ドブ上げ大作戦, 気仙沼でボランティア Mud dredge volunteer at Nango, Kesennuma, Miyagi pref.

作業をしていて思ったのは、ドブは街の血管なんだなぁということ。動脈か静脈かわからないけど、これから来る梅雨シーズン、氾濫せずにしっかり働いてくれますように。

今日のボランティアは“明るいカオス”といった雰囲気だ。

南郷ドブ上げ大作戦, 気仙沼でボランティア Mud dredge volunteer at Nango, Kesennuma, Miyagi pref.

東北、関東などの各地から、いろんなボランティアバスやレンタカーが乗りつけ、専門家らしき人、アマチュア、学生、社会人など多様な人たちがいる。作業の横を、京都府警や兵庫県警の人たちが通る。そして炊き出しは、わざわざ北海道から来たチームが担当しているという(宮城ボラでジンギスカンが食べられるとは!おいしかったです)。

午後、場所を移りながら作業を進めていくと、「朝日新聞気仙沼支局」という看板の建物があった。
やや立派な二階建ての家という大きさだ。中から支局員の方が出てこられ(1人の局で職住兼用だという)、震災時の話をしてくださった。
震災直後は電話がまったく通じず、18時間、自身が本社から行方不明として扱われたこと。
近所の家に津波で流れた別の家がぶつかってきたこと(壁に凹みがあった)。
油が流れ、火の海となり、黒煙に包まれる気仙沼を眺めたこと。
近くの南気仙沼小学校は使えなくなったため、今は高台にある気仙沼小学校と合同で授業をやっていること。

南気仙沼小学校は、支局から歩いて1~2分の距離にある。1階部分はがらんとしており、泥を掻き出した跡があった。

南気仙沼小学校, 気仙沼市南郷の様子, 震災復興ボランティア Nango, Kesennuma, Miyagi pref. Damaged area by the Tsunami of Japan quake

最初南郷に着いたとき、ここは津波による被害はわりと軽いのかな、と思った。
が、1階部分がごっそり持っていかれた空き家のような商店、2階近くまで水が達した跡がある家、また脇道に入るとすでに解体された家、木材の山など、やはり大きな被害を受けたことがわかる。

気仙沼市南郷の様子, 震災復興ボランティア Nango, Kesennuma, Miyagi pref. Damaged area by the Tsunami of Japan quake

休憩時間にふと、今自分が今立っている道路を左右にある家の壁に残された水位で、目の前から濁流がやってきたら…と想像した。身がすくむ思いがした。

大川という川の両岸には瓦礫や自動車が転がっており、また、川のなかに潰れた人家が引っ掛かっていた。

気仙沼市南郷の様子, 震災復興ボランティア Nango, Kesennuma, Miyagi pref. Damaged area by the Tsunami of Japan quake

ボランティアを終えてホテルへの移動途中、レーベンのボランティアに何度も参加しているIさん(リーダー格)の発案で、先週お手伝いしたホテル磯村さんの傍をバスがゆっくりと通った。

気仙沼の様子, 震災復興ボランティア Kesennuma, Miyagi pref. Damaged area by the Tsunami of Japan quake

たった1週間なのに大きなタンクは分解され、ぼくらが築いた(?)瓦礫の山もほとんどきれいに持ち去られている。
道路を挟んで反対側も、倒壊した家のいくつかがなくなって更地に戻されつつあった。

今この場所を初めて見る人の目には、ここはきっと「ひどい被災地」と映るだろう。
が、1週間前に訪れたぼくは、ここは再興のために一旦更地に戻されつつある「希望の荒れ地」だと思った。
少しずつだけど、再び立ち上がりつつある。この日一番うれしいと感じた瞬間だ。

レーベンさんのご厚意で、この日は気仙沼プラザホテル(ここは5月から営業再開らしい)で温泉に入り、夕食を食べた。

高台にあるホテルのすぐ前の港。係留された黒焦げの船が目を引く。

気仙沼港周辺, 震災復興ボランティア Around Kessennuma Port, Miyagi pref. Damaged area by the Tsunami of Japan quake

こういう光景を前にすると、ボランティア参加者たちは大抵「あっちとは全然違うね」「あっちにいると想像できないね」という話になる。そして、小さなことでも、見聞きしたこと、考えたことを記し伝えたいという思いが高まってくる

また行きます。

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コメント / トラックバック2件 to “気仙沼で「南郷ドブ上げ大作戦」に参加してきた話(震災復興ボランティア4回め)”

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nakano樣始めまして..本當にご苦勞樣です,ボランテ亻ヤをして少しは氣が輕くなるでせう,多くの日本國民が力を合わせて國を復與しようと一生縣命にしてるのを見ると感動で淚が出て仕方が有りません,出來たら私も行きたいです,でもこんな遠い所何も出來なくてご免なさい,ただ早く立ち直る樣祈ります….

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akitsaiさん、こんにちは。(こないだもコメントいただきましたよ)

かわいい捨て猫ちゃん、いい飼い主が見つかるといいですね。
はい、今は国が政府がと文句を言っていないで一人ひとりががんばるべきときだと思います。週1回ですが、ボランティアを続けようと思っています。

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