エジプト:大規模流血は避けられた「出発の金曜日(Friday of Departure)」、でも今まだ「過去」と「未来」は闘っている

Posted on 2011年2月7日. Filed under: 未分類 | タグ: , , , , |

カイロでの平和的デモがはじまって13日め、エジプトはまだ出口が見えない状況が続く。

タハリール広場での大規模デモ「出発の金曜日(Friday of Departure)」の前日にあたる2011年2月3日に、エジプトにまったく詳しくもないぼくが、いてもたってもいられずに書いた記事「【急告】今夜(2011年2月4日)エジプトと共にいよう。沢山の人が傷つけられないように」は沢山の人に読んでいただいた。

具体的には、以下のような成果があった。

  • Twitterでは600人ぐらいの人がReTweetしてくれた(当日中。現在は約800)。Mentionも多数あった
  • 記事はその日だけで4600~4700PVのアクセス、WordPress.com全体のランキングで49位だった(Pingが飛んできたので知った。初めての経験)
  • 沢山のコメントと、あたたかいメールなどもいただいた

エジプトの人びとのために胸を痛め、広めるというアクションをとってくれた人がこれだけいたことは本当に心強いと思った。「思い」や「共感」がネットワークで増幅していくTwitterの力も深く実感した。

2月4日当日、ぼく自身徹夜体制でアルジャジーラとTwitterに貼り付いていたが、軍がおおむね中立を保ったため最悪の事態にはならなかった。見方が間違っていたわけだが、こんな間違いなら何度でもやりたい!

ただこの日もそれ以降も、突発的な衝突などで死者数は少しずつ増え、また活動家やジャーナリストの暴行・拘禁は繰り返し起こっている。つまり、注意を払っていくべき状況であることは変わらない。

ひとつ、写真を紹介する。

The Moment of Solidarity - Tahrir Square, Cairo

タハリル広場共和国”とも表現されたり、現地ジャーナリストに「まるでウッドストックのようだ」と言わしめるほどピースフルなデモが続く広場の、昨日(2月6日)の劇的瞬間のひとつだ。コーランを掲げたムスリムと、十字架を掲げたコプト派キリスト教徒が手を携えている。

これ、きっと後に歴史の教科書に載るぐらい重要な写真なんだろう。

ひとつ考えたことがある。
今回エジプトのことを徐々に深く知っていくにつれ、絵に描いたような独裁は「過去」のものではない、またエジプトは極端な例外でもないのではないかと思った。同時にタハリル広場の現在の姿は(本当にセンチメンタルな感想かもしれないが、)多様な人たちが認め合い協働する「未来」なのだと思う。今エジプトでは、両勢力が命をかけて闘っている。

少なくともぼくができること、現地発メディアやTwitterなどで情報収集をして広め、関心がある人を増やしていき、可能ならネット外の人にも伝えるという努力を続けていこうと思う。

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