「meetup 4 good」で“市民のオブリージュ”みたいなものについて考えた

Posted on 2009年12月28日. Filed under: イベント | タグ: , |



meetup 4 good (Harajuku, 2009.12.26)
Originally uploaded by jetalone

一昨日(2009年12月26日)は、原宿でソーシャルアクション系の人たちが集まる忘年パーティー。
フォーグッド(4good)のファンであるぼくが「フォーグッド界隈の人を集めてリアルイベントやりませんか? 年末なので忘年会とかで」と塚田さん((株)ヨセミテ)に相談したら、12月に毎日トークイベントをやる「MAGNETICS」の仕掛け人である寺井さん(@teraiman, KOMPOSITION)とうまく合体させてくれて、「meetup 4 good!~4goodな人々のソーシャル忘年会パーティー~ presented by MAGNETICS」というイベントとしてやらせてもらうことになったもの。

事前準備はあまりできなくて、集客は大丈夫かなーと思ったけど、人が人を呼ぶという感じで総勢30人ぐらいの人たちが集まってくれた。言いだしっぺとしてはうれしく、またちょっと不思議な感じもあった。

ぼくは今年も、WebSig、エコピ、だれコン(「だれもが使えるウェブコンクール」)、サービスグラントも少し…と、沢山のリアルイベントに運営側として関わった。特にWebSigは2004年からで6年め。25回もイベントを続けてきたので、1回のイベントで10人の新しい人と出会ったと考えると250人もの人と知り合ったわけだ。

meetup 4 goodでも新しい人と知り合えたし、「今回がソーシャル系のイベントに参加するのは初めてです」という人が何人かいたのはうれしかった。

こういうイベントに関わってきて、たまにふと浮かぶ素朴な問いがある。「人はなんで新しい場に出て行くの?」「何で知らない人同士がつながっていくの?」ってことだ。すべての人が、基本的な生活ニーズを満たすために関わるコミュニティ(家庭とか会社とか)の外にわざわざ出ていくわけじゃないので、この点は常に興味深いと思っている。

今回来ていた人は、NPOなどでフルタイムでソーシャルな仕事をする人から、普通の仕事をしながら何かできることを探している人まで色々だ。
初めて会った人の自己紹介では、「興味を持っていること」「やっていること」がやり取りされる。つまり「(自分の関心分野や取り組みで)人に説明できる何か」が交換されるわけだ(そういえば、こないだ年末の大掃除で大量の名刺を整理していて思ったけど、この「人に説明できる何か」が強くない人は記憶に残っていないことが多かったな)。

「人に説明できる何か」を言い換えてみると、

  • 得意分野、ハマッていること、必殺技
  • しばしば食うためにやっている以外のこと、いや食うためにやっていることでもいいけど、それが人を惹きつける価値を伴っていること

特に2番めが重要で、やっていることが他者にとっての(できれば複数の他者の視線に晒されたときの)「有意義さ」があればあるほど、「人に説明できる何か」としての価値は高まるんだ。AさんがBさんに話す内容を、二人の真ん中に置いてその話をもう少し続けたいと思えるようなら、「説明できる何か」としての価値は高いといえる。
たとえば「街の活性化のために、周りを巻き込んで立ち上げたプロジェクト」でも「PHPのフレームワークのブログを書き続けていて、はてブされまくっている」でもいいけど、そのネタを支持する人が多ければ多いほど、それは「社会性」を持っていると言えるだろう。

「社会性」の高い「人に説明できる何か」は、初めての人と会ったときに強い通貨の役割をするし、人を共鳴させる効果もある。そういう必殺技を持った人同志が縦横斜めにつながることで、また何かが起きていく。

こないだプロボノの話(「Hello, PROBONO プロボノフォーラム:Pro Bonoとプロボノ、ウィーン風カツレツとカツカレーの関係」)を書いたとき、「新しいかたちのノブリス・オブリージュ」を、自分の中でペンディングにしておいた。
そことつなげるなら、「社会性のある『人に説明できる何か』」を持つ人は、新しい“市民のオブリージュ”を果たしているんじゃないかなー、とか。

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