[環境] 「持続可能」や「環境にやさしい」はちゃんと検証しないと

Posted on 2008年8月9日. Filed under: 未分類 | タグ: , , , |

今読んでいる「自然産業の世紀」という本の、「FSCの森林認証制度とこれからの林業」という章、脚注から。


ここでいう「適切な森林管理」とは法や規制の遵守とともに、森林の持続可能性に配慮した管理を意味する。しかしFSCでは、「持続可能な森林管理を認証」とは表現しない。これは、ISO14021における「持続可能性に関する概念は、きわめて複雑であり、いまだ研究途上にある。現時点では、持続可能性を計測したり、達成を確認する確実な方法がない。したがって、持続可能であると主張してはならない」という要求事項に基づくものである(JIS Q 14021、5、5)
」(63ページ・太字はぼくによるもの)

ほー、なるほどと思った。

ググッてみたところ、ISO14021に上記の記述があるのは、

商品詳細(Q&A 環境商品表示の実務) | 新日本法規出版株式会社 Webショップ
http://www.sn-hoki.co.jp/shop/product/book/detail_4969_8_0.html?hb=1


■第3章 環境配慮主張
第1 タイプⅡ環境ラベル(ISO 14021/JIS Q 14021)
1 環境配慮の主張と国際規格の内容
2 タイプⅡ環境ラベル規格の目的
3 すべての環境主張に適用される要求事項
4 シンボルの使用とその他の情報
5 主張の根拠と検証
6 個別の主張項目
Q59 個別企業の環境広告とISO規格
Q60 タイプⅡ環境ラベルの目的と規格の目的
Q61 あいまいな主張の具体例
Q62 具体的な数値を示した上でのあいまいな表現
Q63 「エコ」、「グリーン」等の商品名
Q64 不純物濃度
Q65 「有害成分を含まない」という表現
Q66 「持続可能性」の主張
Q67 主張の実証と検証
Q68 説明文が必要になる場合
Q69 第三者による実証とタイプⅡ環境ラベル
Q70 「実現可能性」の主張
Q71 主張の陳腐化
Q72 生産に関係する主張と主張する地域
Q73 メビウスループ以外のシンボル

あたりか。

他にもウェブで見つけた、

タイプII 環境ラベル及び宣言 自己宣言による環境主張
http://homepage2.nifty.com/wa-net77/report72.pdf

の「環境主張に適用される要求事項」の補足説明では、「(2)製品が環境に有益若しくは環境に優しいと大まかにほのめかす環境主張をしてはならない」とか「(5)自己宣言による環境主張は、主張だけでは誤解を招くおそれがある場合、説明文を付けなければならない。予測できるすべての状況において限定条件なしに有効である場合に限り、説明文なしに主張を行ってよい」といった記述がある。へー、ちゃんとしてるんだなぁ、と思った。

ネット上のコンテンツでは、(薬事法や景表法などの縛りがないわけではないけど)、「環境にやさしい」「エコ」といった環境への配慮を謳うキャッチフレーズは、今まさにBuzz(バズ)とも言ってもよく、野放図に、ムード先行で使われまくっているという現状がある。

これ、あまり容認していると、結局はトンデモの跋扈を許すことになり、百害あって一利ないことになるよな。このへん、ちゃんと考えていかないと。そうしないと、環境インパクトを低減したり、新たな循環をつくりだすために知恵を絞り、汗をかいたりしている人たちに本当に申し訳ないと思うんだ。

// しかし疑問なんだけど、ISOとかJISとかってなんでウェブ上で誰でも読める状態にしないんだろ? ぼくの勘違い?

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