[映画] シャマランの「ハプニング」は残念(ネタバレ)

Posted on 2008年8月7日. Filed under: 未分類 | タグ: |

どうしても観てしまいたかったM. ナイト・シャマランの新作「ハプニング」をレイトショーで。

まず断っておくと、ぼくにとってシャマランは新作を必ず映画館で観たい監督の一人。つまり、日本でも(最近は北米でも)劣勢のファンの一人。
シャマランの「サイン」はベスト50に入る映画だし、「アンブレイカブル」は何度も観なおしている。「ヴィレッジ」も忘れがたい。

シャマランが好きだというと白けた顔をする人には、「いったい映画に何を求めてるんだ。映画ってのはもともとケレン味いっぱいの娯楽だし、ハッタリと映画らしい醍醐味をこのレベルで融合できる監督は他にいない!」と反論する覚悟があったりなかったり。

というわけで、以下シャマラン派の感想であり、レビュー。

当然ネタバレ。
読む人は自己責任でどうぞ。

  • 評価は2/5(星2つ)。不満があれこれあり、総合的にはシャマランファンのぼくでも擁護できない出来栄えだと思う。
  • 今回ファンがいちばん驚くのは、シャマランといえば、のラストのドンデン返しがないことだろう。
    が、これは一晩寝て考えてみると大きな失点にはならないかな。過程が楽しめさえすれば。
  • 全体的にグロすぎる。シャマランの美学は寸止めの演出、やるならここぞというシーンでだけ、じゃなかったのか。
  • 都市のシーンが多いせいもあるのか映像がうるさいし、シーンの切り替わりも多いせいか「雑」な印象を受ける。これでは、James Newton Howardのすばらしい音楽が活きない。後半音楽で盛り上げているシーンもあるが、無理やりという印象を受けた。
    あふれる「静」とほんの少しの「動」、静かだが濃密な画面、それゆえの「映画を観ているぞー」というシャマラン映画特有の喜びがなく、今回かなり通俗的だと思った。
  • クライマックス、「過度なCGやSFXに頼らずに現実からズレたシチュエーションをつくり、そこでの人間の絆の修復を描く」というシャマランらしいシチュエーション。これ、彼の映画には結構出てくるパターンだが、特に似ているのは「サイン」か。
    今回も絆を深める3人はちゃんとした家族ではなく、Adoptedなのだが、この点も「サイン」と一緒だ。彼のこの組み立てには、なにか狙いやメッセージがあるんだろうか? それとも「典型的な家族」などとうに崩壊したアメリカ人の当たり前の姿? でもシャマランってインド系だから大家族なんじゃないの? とか。
  • シャマランは瞳がきれいな女優を使う。というか彼の映画では人の目が活きる。
  • 今回もシャマランのカメオ出演あり。ただしちょっと意外なかたち。
  • 「ハプニング」は残念だった。彼はまだハリウッドで映画をつくれるのかなぁ。次回作も観たい。

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