Patagonia(パタゴニア)の環境保護の実践をWebで知る:The Footprint Cronicles(フットプリント・クロニクル)
パタゴニアから届く封筒は、切り取って別の封筒として使えたり、宛名を書く欄が2つあったり、大抵リユース可能になっている。こないだ届いた商品が入っていたビニール袋も接着部を切り離すと再利用できるようになっていたけど、その袋には”the more you know, the less you need“と書いてあった。
で、パタゴニアから届いたメールマガジンで知ったコンテンツ、「『吟味された生活』の実践」。
パタゴニア:「吟味された生活」の実践
http://www.patagonia.com/web/jp/patagonia.go?assetid=23438&slc=jp_JP&sct=JP
ここでは、一企業としてのパタゴニアの日常と習慣を考察します。日々の業務に問題意識を投げかけ、産業規模で展開される習慣やそれに付随する影響を改めることが目的です。
上のページからのリンク先は英語コンテンツだ。
フットプリント・クロニクル
http://www.patagonia.com/web/jp/footprint/index.jsp
Patagoniaの代表的なアイテムであるウールのクルーネック、シンチラベスト、エコレインシェルジャケットなどについて、誰がどこでデザインし、どんな出自の素材を使い、どこで縫製され、どこから配送され、そして最後にどこでリサイクルされるかの道筋が示されている。
商品が辿った距離、CO2排出量、ゴミの排出量、エネルギー消費量などを試算し、環境への取り組み上よい点(The Good)、問題だと考えている点(The Bad)も含めてビジュアルで示すというコンテンツだ。
シンチラベスト(Shinchilla Vest)の例だと、カリフォルニア州ベンチュラでデザインされ、ノースカロライナ州ヤドキンヴィルのリサイクル素材と、マサシューセッツ州ローレンスの素材を使い、メキシコのマタモロスで縫製され、ネバダ州レノから配送され、日本で購入され着古された後、松山でリサイクルされるという道筋になっている。
パタゴニアの考え(What We Think)によれば、「サプライチェーンが地理的に近いところで構成されていると直感的にはいいと思えるが、環境的には必ずしもそうではない。(Though a supply chain that is geographically close is intuitively better, it is not always the case environmentally.)」ということだ。
最後には、閲覧者の意見を受け付けるフィードバックフォームがある。
パタゴニアは最近シューズの販売をはじめたばかりだけど、ハニーデューという商品のページでは自分たちにとっては新しいラインで「サプライヤーやパートナーと協力しながら可能な限り害を減らそうと努力しているところだ」と書くなど、誠実さに好感が持てる。
アパレルを扱うメーカーが、たとえアウトドア市場を対象にしたメーカーであっても、自社の事業が環境に与える影響を、伝え方まで工夫しながらきちんと公開している例は多くない。いいコンテンツだなと思った。
ついでに補足しておくと、パタゴニアの創設者、イヴォン・シュイナードの著作「社員をサーフィンに行かせよう」にはこう書いてある。
何であれ販売されて、発送され、収納され、手入れされ、最終的には捨てられる運命にある個人の持ち物はすべて、各段階において多少なりとも環境に害を及ぼす。害の中には、持ち主が直接もたらすものもあれば、知らない間にもたらしているものもある。
だからこそなおさら、何かを買おうとするとき、製造者、消費者双方の立場から、次のように自問しなくてはならない。この製品は買う必要があるのか。ヨガをするのに新しいウェア一式が本当に必要なのか。すでにあるもので十分対応できるのではないか。そしてさらに、これは二つ以上の目的に使えるのかと。 (「社員をサーフィンに行かせよう」p118)
はじめまして。両国さくらと申します。
パタゴニアさんについて調べていて、こちらにたどりつきまして。
徹底した環境保護の姿勢、なかなか真似できないことですが、素晴らしいことですね。
私のブログでも、ご紹介させていただきました。
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両国さくら
2007年12月13日
そして捕鯨問題のように
自分たちと違う価値観に対しては
シーシェパードのようなテロ組織を支援しても
「捕鯨船を爆破しようと
スクリューにロープをかけようと
人に危害を加えていないように思えるから問題ない」
と公式に主張している会社ですね。
パタゴニアは一枚持っていますが
自然を愛して人命を軽視する
クズ会社とは今年まで知りませんでしたよ。
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poo
2008年2月5日