[CSR] 生物多様性について考える

Posted on 2007年4月20日. Filed under: CSR | タグ: |

CSR入門 『企業の社会的責任』とは何か」を昨夜読み返していて、強く心を動かされたフレーズ。

 生物多様性は、個体群や生物群集における個体間、種間のさまざまな関係と、それらのネットワークによって維持されるものです。さまざまなプロセスや関係が絡み合う、ダイナミックなシステムに特有な多様性です。したがって、たった一つの種、一つのタイプの生態系の喪失は、多くの種や他の生態系にも連鎖的な影響を与える可能性があるのです。
 生物多様性は石垣にたとえることができます。石垣の大きな石が崩れ落ちる前には、石と石の間の無数の小さな石や砂利がすでに崩落しています。たとえば、イヌワシの保護を叫ぶとき、イヌワシだけを保護しても無意味なのです。イヌワシが餌とする鳥類や小動物を保護し、また、鳥類や小動物が餌とする昆虫類などを保護しなければならないのです。
 CSRの目的である企業の持続可能性を追求するためには、社会の持続可能性が必要であり、社会の持続可能性を追求するためには、生物多様性に代表される生態系の持続可能性がなければなりません。しかし、現在の企業のCSRの実態は、社会の持続可能性どころか、企業の持続可能性だけを追求しているように見えます。まして生態系や生物多様性の持続可能性など、ほとんど考えていないのが実情ではないでしょうか。

この本、前回はかなり飛ばし読みしたが、ちゃんと読み返してみるとアツいところが沢山あるなぁ。

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コメント / トラックバック2件 to “[CSR] 生物多様性について考える”

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[いいですね]

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人間や経済はあまりにも強大になり過ぎているから、もはや利益だけでなく社会や環境を考慮しなきゃ、というのがCSRの根底にはあるらしい。ぼくも勉強中です。B^)

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