Blog Action Day:地球温暖化で沈むキリバスについてのメモ
2007年2月、南太平洋に浮かぶキリバス共和国の大統領が、日本の新聞社の取材に「わが国は(気候変動の影響で)早晩沈む。もはや不可避だろう」などと訴えて話題になった。
キリバス - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%83%90%E3%82%B9
海抜の低い環礁が多いために、キリバスは地球温暖化による海面上昇で、国土の半数以上は水没の危機にある。 アノテ・トン大統領は、2007年8月に日本の読売新聞のインタビューで、温暖化対策の遅れでもはやキリバスの水没は免れないと明言、全国民の他国への移住計画を発表した。
「環境」をテーマに書くこのBlog Action Dayに、ぼくはこのキリバスについて書く。地球温暖化の影響で失われていく国について、少しでも多くの人が覚えておくべきだと思うから。
南太平洋の島々の水没危機を考えるうえで知っておきたいのが「環境難民」というキーワードだ。
環境難民 - 環境goo
http://eco.goo.ne.jp/word/ecoword/E00336.html
海面上昇や砂漠化、森林伐採など、環境・気候の著しい変化によって居住地を離れることを余儀なくされた人々のこと。
ニュージーランドが環境難民の受け入れる方針を出す一方で、オーストラリアは消極的であるなど、近隣の大国に姿勢に違いがあるらしい。
自国民の移住を訴えるアノテ・トン(Anote Tong)大統領の発言についてもっと知りたくて、キリバスの公的サイトや英語圏のニュースなどでもっと長い発言や演説などがないか探してみたが、残念ながら見つからなかった。
なのでこの記事では、キリバスについてのクリップをいくつか紹介しようと思う。
ABC News: Kiribati’s President: ‘Our Lives Are At Stake’
http://abcnews.go.com/WNT/story?id=3002001&page=1
ABC Newsによる今年4月の記事。アノテ・トン大統領が2004年・2005年に国連で演説し、気候変動による国土の消失を訴えて各国代表にショックを与えたことが書かれている。
Statement by His Excellency Anote Tong Beretitenti of…(President) http://www.un.org/webcast/ga/60/statements/kir050920eng.pdf ※PDF※
演説の内容はこれなのかも知れない。簡潔にではあるけど、自国民の速やかな移民に協力してくれるよう訴えている。
ABC News: Paradise Lost?
http://abcnews.go.com/WNT/popup?id=3001408&contentIndex=1&page=1
ABC NewsのWeir記者の取材旅行の際に撮られたキリバスのオンライン写真集。美しい。
Flickr: Photos tagged with kiribati
http://www.flickr.com/photos/tags/kiribati/interesting/
写真といえば、Flickrにも”kiribati”Tagの写真が沢山ある。
また、地球温暖化で水没の危機にある低海抜の国はキリバスだけではないことも知った。なかでもツバルは、「世界で最初に沈む島」と言われているらしい。
世界・南太平洋地域:島嶼部、水没の危機
http://www.news.janjan.jp/world/0703/0703091398/1.php
キリバス・バヌアツ・マーシャル諸島・ツバル・パプアニューギニアといった海抜の低い南太平洋の島国は、他の地域に比べて速いスピードで温暖化の影響を受けている。
ツバルの被害状況
http://tuvalu.site.ne.jp/problem/tuvalu.html
ツバルはどちらかといえば発展途上にある国ですから、温暖化の原因になる温暖化ガスを多量に排出することはありません。それなのに被害を一番先に受けてしまっているのです。
地球温暖化で問題視される二酸化炭素は、今や「排出権」というかたちで国家間の取引の対象になった。でもキリバスやツバルは、世界の他の国の経済活動によって起きた気候変動で、「母国に住む権利」をどこよりも先に、一方的に奪われていくのだ。
キリバスやツバルの状況は、ぼくたち自身への警鐘なのだと受け止めたい。


